格闘技徒然草

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★UFC on FX6:セミファイナル・ロバート・ウィテカー vs. ブラッド・スコット

TUF“The Smashes”ウェルター級決勝。
ウィテカーは総合9勝2敗。2敗のうち、初黒星を喫したのはマカオのLFCで、パンクラス参戦経験もあるキム・フン(山宮に判定負け、高瀬とはドローなど1勝1敗1分け)に1R三角絞めで敗れている。バックボーンはハプキドー。チームオーストラリア唯一の生き残り。TUFでは2試合とも1R勝利。準決勝では元修斗環太平洋王者のザビアー・ルーカスをTKOで破っている。
スコットはボクシングがバックボーンで、総合戦績は8勝1敗。スコットもTUF1回戦でルーカスと対戦しており(ルーカスは負傷棄権した選手の代役としてウィテカーと対戦)、2R判定勝ち。
ウィテカー21歳、スコット23歳の若武者対決。
牽制の打撃を打ち合う。前に出て組み付き金網に押しこむスコット。脇の差し合い。離れた。ジャブを入れていくスコット。また押し込んだ。入れ替えて離れるウィテカー。パンチで出ていくとまっすぐ下がったスコットの顔面にヒットし、後方に倒れるスコット。ウィテカーパウンド。しかしダメージはなく立ち上がるスコット。パンチで出るスコットだがウィテカーは左ハイ。また押しこむスコット。離れる。スコットがパンチで出ていくがホーン。1Rはウィテカー。
2R。1R同様押し込んでいくスコットだがウィテカーにかわされる。首相撲に組んできたスコットにクリンチアッパー。スタンドでバックにつこうとしたスコットを一本背負いで投げようとしたウィテカーだが、潰されて亀に。スコットパウンド。一転してウィテカーのピンチに。両足を差し込んでバックマウント。抜け出して立つスコットだが鼻血を出している。スコットが打撃で優勢。ホーン。2Rはスコット。
お互い1Rずつ取り合ったが、ウィテカーはだいぶ消耗している。
積極的に打撃を出していくウィテカー。スコットのパンチをスウェーでかわして顔面にパンチを叩きこむ。ウィテカー、スタンドで肘。しかしスコットのカウンターをもらう。一進一退の打撃戦。肘を多用するウィテカー。残り2分。ウィテカーの肘で眉間をカットしているスコット。コンビネーションで出ていくウィテカー。タイムアップ。会場は大歓声。
最終ラウンドは微妙だが、これでスコットの勝ちだったら会場荒れそう。
三者29-28でウィテカー勝利。手数をまとめて印象的な攻めを作っていたのが功を奏した。