格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC158:オッズ/予想と展望

メインカード(11時開始)

ウェルター級タイトルマッチ
ジョルジュ・サン・ピエール(C) 1.20
ニック・ディアス#3 5.00

カーロス・コンディット#2 2.25
ジョニー・ヘンドリックス#1 1.74

ジェイク・エレンバーガー#6 1.61
ネイサン・マーコート 2.45

クリス・カモージー 1.95
ニック・リング 1.87

マイク・リッチ 1.37
コリン・フレッチャ3.30

プレリミナリー(FX:9時開始)

パトリック・コーテ 1.52
ボビー・ヴォルカー 2.58

ダレン・エルキンス 1.39
アントニオ・カルバーリョ 2.75

ダン・ミラー 2.90
ジョーダン・メイン 1.37

ダーロン・クルイックシャンク 1.59
ジョン・マクデッシ 2.30

プレリミナリー(Facebook:7時35分開始)

リック・ストーリー 1.26
クィン・モルハーン 3.70

T.J.ディラショー 1.19
田村一聖 4.50

ジョージ・ループ 2.00
ルーベン・デュラン 1.71

メインは本来のランキングを飛ばしてファンの望むカードが組まれた。しかし、ブックメーカーのオッズは意外なほどの大差。GSP vs. コンディットはGSP約1.3倍、コンディット約3.4倍だったが、その時はGSPがACLの手術明けでどれくらいの動きが出来るかわからなかったこともある。前戦でGSPが万全であることもわかったし、死角はない。5倍がつくオッズとなると、タイトルマッチではジョン・ジョーンズ vs. ラシャド・エヴァンス以来。過去1年のUFCで5倍差をひっくり返しての勝利は、エジソン・バルボーザに勝ったジェイミー・バーナーくらいか。そもそも5倍も差がつくカード自体が少ない。
ディアスはドラッグテスト陽性での1年のブランクもあるが、それよりファイトスタイルの相性で不利と見られているか。打撃戦ならディアスのボクシングが上かもしれないが、GSP vs. コンディットのようにテイクダウンに来られると、ディアスは決して腰が重い選手ではない。ここ最近はレスラーとの対戦もないため、どれだけタックルに対応できるようになっているかはわからないが、D1レスラーすらテイクダウンするGSPのタックルを凌ぐのは難しいだろう。あとはディアスがガードからどれくらいプレッシャーをかけられるか。
予想はGSPがテイクダウンしまくって削りまくっての判定勝ち。
セミは前暫定王者コンディット vs. GSPの弟分ローリー・マクドナルドの再戦だったが、ローリー欠場でジョニヘンがスライド。ランキング6位との対戦より、前王者でランキング2位のコンディットの方が名前があって美味しい。打撃戦になった場合、一発の重さならジョニヘン。しかしコンディットも倒せる打撃を持っており、より安全策で行くならタックルからのテイクダウンという手もある。そうなった場合、コンディットのガードワークに手を焼く可能性も。
ここまで来てジョニヘンが挑戦権を逃すのは気の毒すぎるので、ジョニヘンに勝って貰いたい。KO勝ちと予想。
セミ前ではネイサン・マーコートが2011年の試合前日の解雇以来、2年ぶりにUFC復帰。代役とはいえ、いきなりウェルター級6位のエレンバーガーとの対戦というのは厳しい。
前座では田村一聖がUFC3戦目に臨む。相手はミッチ・ギャグノンから連勝中のT.J.ディラショーに変更。田村は前回敗れていて、カットがかかった一戦の可能性も高い。そんな時に対戦相手が強豪に代わってしまうの不運。オッズもメインの次に差がついてしまっている。ディラショーは田村の師匠KIDから一本勝ちしたヴォーン・リーにネック・クランクで完勝している選手。間接的な師匠超えもかかっているが、それよりなんとかして生き残りたいところ。
アメリカは10日からサマータイムが始まっていて、開始時間が1時間早くなっているので注意。WOWOWの生中継も午前11時から。速報します。