バンタム級。
コリアンゾンビをKOし、日沖をUFCデビュー戦で苦しめた185cmの長身ファイター・ループがバンタム級転向。フェザーでも規格外の185cmという長身から繰り出す打撃で活躍していたが、前回はカブ・スワンソンに敗れ連敗。また、昨年7月と今年1月の試合を怪我で欠場している。今回は1年2ヶ月ぶりの試合で、第1試合という扱いに。
相手のルーベン・デュランは2011年にフランシスコ・リベラの代役としてUFCデビュー戦で水垣と対戦。スプリット判定で敗れたが、2戦目はそのフランシスコ・リベラに一本勝ち。しかし、3戦目はウゴ・ヴィエナにKO負けして黒星先行。最近の情勢だと、これがカットファイトになる可能性が高い。その割にはループというのは厳しい相手だが…。
打撃戦。チャンソンをKOしたハイキックを繰り出していくループ。デュランも距離が詰まったところでパンチを入れていく。タイミングよくタックルに入りデュランがテイクダウン成功。ループのガード。ループは下から肘を入れる。上になっているデュランだが動きが少ない。ハーフにするが残り時間わずか。ホーン。
デュランが上になっていたとはいえ、手数ではループなのでループに入ったかもしれない。スタンドでのクリーンヒットはデュランだが…。
2R。飛び膝を出すループだが受け止めたデュラン。しかしループはスタンドでバックに回りテイクダウンを狙う。座った体勢のデュランのバックに回ったループ。チョークを狙う。足のフックをはずして立ち上がり正対するデュラン。離れた。シングルを狙ったデュラン。ギロチンに捕らえたループが引き込み気味に下になるが首を抜かれる。しかしまた下からの打撃の手数が多いループ。立ち上がる。ホーン。
このラウンドは明確にループ。
3R。すぐにテイクダウンに行くデュラン。一度は倒されたが立ち上がると金網に押し付けたまま細かいパンチを入れていくループ。ダブルレッグに切り替えていくダウン成功。立つデュラン。バックを取られているが、ループが後方に投げると上を取ろうとする。ループ立ち上がり金網膠着に。今度はデュランがテイクダウンを狙う。残り1分。膝の入れ合い。離れて打ち合ったところでホーン。
3Rは微差だがループか。
29-28×2、30-27のユナニマスでループ勝利。勝ったがバンタムでも活躍できるかというと微妙な内容。デュランは1Rスタンドでいいパンチを入れていたのに2R以降は組み勝負に行ってしまった。
