ミドル級。今日4試合目のUFC vs. SF。
トライスタージムの「グラップラーなのにアンデウソン似」でおなじみカーモン。UFCでは4連勝で、そろそろランカークラスとの対戦が見たいが、前回は中堅のトム・ローラー相手に膠着の末スプリット判定勝ち。
ラーキンはSFチャレンジャーズで3連勝後、キング・モーと対戦したがKO負け。しかしモーがドーピングチェックにひっかかりノーコンテストとなっている。その後、階級をライトヘビーからミドルに落とし、元王者ロビー・ローラーに判定勝ち。ボクシング・柔術・カンフーがバックボーンで、記録の上ではまだ無敗。
ジャブで出て行くカーモン。スイッチして左ミドル。今日は積極的に打撃を出していく。しかし飛び込んでタックル。片足を掬ってシングルレッグ。足一本で凌ぐラーキン。すごいバランス。耐えながら顔面にヒジ。足を持ち上げて倒そうとしたカーモンだが、ラーキンがついに凌ぎ切った。金網に押し付けているカーモンだが離れる。またジャブ。ラーキンが右を振るうが空振り。ホーン。
どちらもポイントになる攻撃はしていないので難しい。テイクダウン狙いという攻めをしていたカーモンか、テイクダウンを凌ぎ切ってヒジを入れたラーキンか。
2R。ラーキンの右ハイを紙一重でかわすカーモン。関節蹴りも見せるラーキン。カーモンも蹴りを混ぜてきた。カーモン、またタックル。ダブルに切り替えるが、ラーキンまたこらえてヒジ連打。諦めて離れたカーモン。リーチを活かしてジャブや蹴りを入れていくカーモンだが手数が足りない。見合いが続く。残り時間僅かでカーモンタックル。ダブルレッグで倒すが金網にもたれて寝かされないラーキン。ホーン。
2Rも微差だがややラーキンか。
3R。プレッシャーをやや強めてきたカーモン。金網際でまたタックルに。片足をすくってテイクダウンを狙う。こらえていたラーキンだがバランスを崩したところでバックを狙おうとするカーモン。金網に背をつけてバックは取らせないラーキン。今日はこのディフェンスをよく見る。足を掴んで投げたカーモンだが距離が離れてしまい立たれる。またシングルに入るカーモン。残った足を刈ってテイクダウン成功。ラーキン、三角→腕十字と入るがパスされる。ガードに戻すとフットチョーク！カーモン外してパスするがまたガードに戻す。ラーキンラバー。外れたが今度は下からキムラ！ハーフなので極め切れないがカーモンが前転してラーキン上に。バックを狙ったラーキンだがカーモン立ってスタンドへ。残り1分。ラーキンはもう無理には攻めない。残り時間僅かで浴びせ蹴りを見せるがかわされホーン。
3Rはラーキン。
三者29-28でカーモン勝利。んー、1,2Rカーモンか。まあラーキンも1,2Rはテイクダウンディフェンスしてのヒジくらいしか攻めがなかったので仕方がないか。※Sherdogだと3Rが割れてる。ラーキンのキムラよりテイクダウンを取って3Rカーモンと見たということか。Sherdogだと三者ともラーキン支持だが、微差の試合だったので逆の判定でもそれほどおかしいとは思わない。
意外とガードからの仕掛けも良かったラーキンだが、攻め手が足りなすぎた。微妙な判定勝ちが続いたがカーモンはこれで5連勝。
