格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ONE FC09:予想と展望

■OFC 09対戦カード
カードはこちら。

<OFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
[挑戦者]大石幸史(日本)

<OFC暫定世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
岡嵜康悦(米国)

バンタム級GP決勝/5分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
上田将勝(日本)

<フライ級/5分3R>
レイ・ドーヨーゲン(フィリピン)
漆谷康宏(日本)

<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
カマル・シャロルス(米国)

<ミドル級/5分3R>
フィル・バローニ(米国)
鈴木信達(日本)

<フライ級/5分3R>
ゲヘ・エウスタキーオ(フィリピン)
アンドリュー・レオーネ(米国)

<ライト級/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
フェリペ・エノモト(スイス)

<ヘビー級/5分3R>
ティム・シルビア(米国)
トニー・ジョンソンJr(米国)

バンタム級/5分3R>
ライアン・ディアス(米国)
ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)

だいぶ層が厚くなってきたOFC。無料の前座マッチに元UFCヘビー級王者のティム・シルビアが出場する。しかし、
http://mmaplanet.jp/archives/1779340.html

ヘビー級のティム・シルビアを初め、ライアン・ディアズ、ローウェン・タイナネス、アンドリュー・レオーネの米国勢4名が計量にミスし、そのままキャッチウェイト戦となった。

これでは大晦日同様、あまり期待できそうにない…。
フィリピン大会らしく、フィリピン vs. 世界といった国際戦がメインカードで5試合組まれている。一方、日本のトップ選手も5人出場。
その日本 vs. フィリピンのタイトルマッチがメイン。王者ホノリオ・バナリオはMMAのキャリアはまだ9戦で、相手も全てアジア人(国際戦は韓国人とインド人相手に2試合だけ)。全試合一本・KO決着の8勝1敗とはいえ、正直まだ世界レベルでの位置はわからない。相手の大石はUFCジャパンでデビュー以来42戦と約4倍のキャリアを誇る。23歳のバナリオが若さと勢いで押し切ってしまうのか、大石が老獪さで封じ込めるのか。期待も込めて大石判定勝ちと予想。
セミはバンタム級暫定王座戦。まさかここでビビアーノと修斗元王者の対戦が実現するとは思わなかった。昨年の大晦日には、岡嵜からタイトルを奪った扇久保と前田吉朗の対戦が計画されていたが、結局前田 vs. ビビアーノになり、ビビアーノが秒殺した。初海外で初の国際戦で初の金網という初物尽くしなので楽な試合にはならないだろうが、岡嵜がどれくらいやれるかで、他の日本人バンタム級選手のレベルも推し量れる。
その岡嵜に勝っている上田はバンタム級トーナメント決勝でケビン・ベリンゴンと対戦。今成にはハメ技の足関で秒殺タップ負けしたベリンゴンだが、準決勝を見る限り侮れないストライカー。準決勝ではレジェンドのジェンス・パルバーを下した上田だが、パルバー戦よりもよっぽど厳しい戦いになりそう。前半でただテイクダウンするだけではなく、削って弱らせておかないと、後半テイクダウンが奪えなくなってからの打撃が怖い。
他の注目選手は元WEC・UFCファイターのカマル・シャロルス。UFCではジム・ミラー、ハビブ・ヌルマゴメドフ、ハファエル・ドス・アンジョスとランカークラス3人に3連敗してリリースされたが、WECでは元王者ジェイミー・バーナーに反則減点込みで引き分けている。メジャーリーグで戦ってきたシャロルス相手に、地元フィリピンのエドゥアルド・フォラヤンがどれくらいできるか。オーレ・ローセンあたりに負けているフォラヤンでは、普通に考えれば勝負にならないが、アジアンMMAファイターのレベルは急激に上昇しているので、アップセットを起こす期待もある。
ネットPPVはこちら。
http://www.onefc.livesport.tv/
明日夜7時半から無料の前座3試合が中継開始。メインカードは9.99ドルのPPV。
速報します。