http://www.mmajunkie.com/news/2013/07/ufc-middleweight-brian-stann-retires-from-mma-to-focus-on-broadcasting
元WECライトヘビー級王者のブライアン・スタンがThe MMA Hourで現役引退を表明。3月の日本大会でのヴァンダレイ・シウバ戦が最後の試合となった。
海兵隊に入隊、イラク戦争でシルバースター勲章を受章したスタンは2006年にプロMMAに出場。WECではライトヘビー級王座を獲得した。王座陥落後、WECの軽量級特化のためUFC転出。2勝2敗の成績を残し、階級をミドルに落とすと3連勝。戦極ミドル級王者・ジョルジ・サンチアゴをKOした試合ではファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。タイトル挑戦も間近だったが、次戦で1年ぶりの復帰戦となったチェール・ソネンに完敗し大きく後退。
日本大会ではヴァンダレイに合わせたライトヘビー級での試合を受け、真っ向から打ち合って、負けたものの会場を沸かせたスタン。あの一戦だけでスタンの名は日本の格闘技ファンの記憶に刻み込まれた。正直、ヴァンダレイとの試合が組まれた時は、引退間際のヴァンダレイと現役バリバリのスタンという構図で見ていたが、まさかスタンの方が先に、しかもその試合を最後に引退してしまうとは。
スタンはFOXでのUFC解説の仕事だけではなく、来月からはアトランティック・コースト・カンファレンスのフットボール中継でも解説をつとめることが決まっている（スタンは海兵隊時代にフットボールを経験している）。引退の理由は家族のためとのことだが、体力的にはまだやれたかもしれない。
