格闘技徒然草

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★UFC163:セミファイナル・LYOTO vs. フィル・デイヴィス

ライトヘビー級。
ランキング1位LYOTO vs. 7位デイヴィス。
不動のランキング1位だが、JJへのタイトル挑戦を拒否して以来、2連続でタイトルマッチを飛ばされている。その間もベイダー、ダンヘンと、常にランカー級との対戦を続けている。さすがにここで勝てば次のチャンスは回ってくると思うが。
将来の大器と期待されていたデイヴィスはラシャド・エヴァンスに総合初黒星を喫して以来、やや勢いがなくなっている。ここ3戦はノーランカーとの対戦だが、負けなしで乗り切り再びトップ戦線に戻ってきた。しかし敵地でランキング1位との対戦という、きつすぎるマッチメーク。
会場のテンションがさらにワンランク上がる。デイヴィスには大ブーイング。
前蹴りを入れていくデイヴィス。距離をとって蹴りの間合い。デイヴィスのローにLYOTOもローを返す。前に出て左を打ち込んだLYOTOだが届かず。お互い様子見が続く。デイヴィスは足にタッチするタックルのフェイントも交えていく。デイヴィス、オーバーハンドの右。蹴り合い。LYOTOが左の中段蹴りからパンチ連打で出る。下がったデイヴィスはタックルに入るが切られた。離れる。LYOTOがパンチで出ると、それに合わせてデイヴィスタックル成功。ハーフ。残り30秒。残り時間がないがキムラを狙いに行く。無理と見て打撃に切り替え。ヒジ・パウンド。ホーン。
最後に上になって攻めた時間は短かったと見て、その前のパンチで攻め込んだ攻勢を見てLYOTOのラウンド。リプレイで見ると左の中段の後のパンチはヒットしていないが。
2R。やや間合いが近くなってる。LYOTOの蹴りも当たる距離。タックルのフェイントから左ハイを放ったデイヴィスだがガードの上。デイヴィススーパーマンパンチ。ヒットせず。LYOTOのパンチにタックルを合わせたがこれは受け止められた。手数はデイヴィス。LYOTOやや待ちの姿勢。デイヴィスの右ストレートがヒット。打ち合いの中、デイヴィス今度は右のオーバーハンドをヒットさせる。LYOTOのパンチにはタックルを合わせるデイヴィス。テイクダウンは奪えないが、LYOTOのパンチはかわしている。残り1分。LYOTOの左がヒット。やや浅いか。デイヴィス出てきた。パンチをかいくぐって組み付くと、ダブルアンダーフックからテイクダウン。ボディに膝を入れるデイヴィス。ホーン。
2Rはデイヴィス。
3R。手数を増やしていくデイヴィス。LYOTOは左ミドルを放つがガードの上。LYOTOの右に合わせてタックル。LYOTOの膝にタックルを合わせたが、バランスを崩してバックを取られる。クラッチを切ったデイヴィスは離れた。残り半分。打撃が交錯。LYOTOの右が入ったが浅い。テンカオに合わせてタックルに入ったデイヴィスだが受け止められる。まだここまで決定的な差はない。1テイクダウンが勝負を分ける展開。タックルに膝を合わせたLYOTO。それでも倒しに行くデイヴィスだがこらえた。残り1分。最後のタックルも決まらず。タイムアップ。
3Rは両者とも主導権を握れないまま終わった。際どいがテイクダウンを最後まで切り続けた分、LYOTOに入るか。
判定。三者29-28でデイヴィス勝利。
ホーム判定はなし。3Rは際どかったが、手数を取ったか。
LYOTOは判定に納得がいかないようだがあの内容ならどっちに入ってもおかしくなかった。試合後文句をいうくらいなら試合中に出し切って欲しい。
Sherdogのジャッジは三者ともフルマークでLYOTO。2Rも三者LYOTO