バンタム級。
タイトルマッチは5連敗中だが、その間のノンタイトル戦では7戦全勝6一本勝ち（全てチョーク）という、永遠のトップコンテンダー・フェイバー。
相手はフェザー級から落としてきたユーリ・アルカンタラ。柔術黒帯の上に、ストライカーチーム所属でスタンドでの打撃も強い。元ジャングルファイト王者。バンタム級の2戦では前座とはいえ圧倒し、ランキングを脅かす存在だったが、いきなりトップランカーのフェイバーとの対戦。さすがにオッズはやや開いてフェイバー優勢になっている。
カリフォルニア・キッドももう34歳。アルカンタラも意外といってて33歳。
いきなり組み付いていったユライアだが、アルカンタラ反り投げでマウント！暴れるユライアに対し、アルカンタラ腕十字！なんとか抜いたユライアだが今度はバックを取られる。バックマウントからパウンド！片腕をホールドして防ぐと背中についたのアルカンタラを殴る。前に落とそうとしたフェイバーだがアルカンタラまた十字狙い。しかしフェイバー持ち上げてテイクダウン！三角を狙うアルカンタラだが足を潰してハーフにすると強烈すぎるパウンド・ヒジを打ち込んでいく。大USAコール。ガードに戻すアルカンタラだが構わずヒジを落としていく。アルカンタラはディフェンスで精一杯。ホーン。
1Rは後半の猛攻でフェイバー。
2R。ハイキックでバランスを崩したフェイバーだが、タックルに入るとバックに回り上を取る。またインサイドからヒジ。金網を使って立とうとするアルカンタラのボディに膝。また寝かせてヒジを落としていく。立てないアルカンタラ。ハーフにして右手をオーバーフックで抱えると左手でヒジ連打。一方的。残り1分で立ったアルカンタラ。四つ組みから投げの打ち合い。また反り投げを狙ったアルカンタラだがこらえて上になるフェイバー。またヒジ。ホーン。
2Rはフェイバーだが今日は2ポイント差をつけるジャッジがいそう。
3R。タックルのフェイントから右フックを当てるフェイバー。アルカンタラが左のパンチをヒットさせるとタックルに。しかしこれは切った。またスタンドでバックに回ったフェイバー。投げてテイクダウン。そしてヒジ。この体勢からはほとんど逃げられていないアルカンタラ。やはり打撃をもらいまくる。ヒップスローを狙ったが潰される。ノンストップで攻め続けるフェイバー。金網を蹴って十字を狙ったアルカンタラだが反応して腕を抜くフェイバー。三角に入りかけたがこれも反応。しっかりディフェンスして上をキープ。そのままホーン。
30-26×2、30-27でフェイバー勝利。
1R微妙だったが2,3Rをしっかり取ったフェイバー。アルカンタラも序盤上をとってからの猛攻で実力があるところは見せたが、それだけにその後完封してみせたフェイバーの強さが際立った。
