格闘技徒然草

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★UFC165:第1試合・ナンドール・ゲルミーノ vs. ダニエル・オミランチョク

ヘビー級。
ともにUFC初参戦。ゲルミーノはヨーロッパで戦績を重ねStrikeforce最終戦でジョシュと対戦したが何も出来ず敗れている。まだ実力不明。
ミランチョクはポーランドムエタイ・散打王者。K-1北欧予選のリザーブマッチに出たこともあり、経歴は完全にストライカーだが、なぜかキャリア15戦中KOは1試合のみで一本勝ちが9。しかしながら、一本勝ちした相手はかなりレベルに問題あり。簡単に関節を取られてタップするような選手ばかりとの対戦。オミランチョク自身もムエタイ王者の割に打撃はうまくなく、テイクダウンされそうになると露骨にロープを掴んで防ぐレベル。UFC164に参戦したニキータ・クリロフ同様、UFCレベルにあるかどうかは疑問。
プヨリ気味のオミランチョク。サウスポーから左ミドルを叩き込んでいく。ゲルミーノはカットできず蹴りをもらい続ける。大振りの右フックを返すゲルミーノ。四つに組んだゲルミーノだがオミランチョクが押し込んで膝。テイクダウンするでもなく膠着でブレイク。今度はタックルに入ったオミランチョクだが受け止められてまた押し込み。また膠着ブレイク。前蹴りを放つゲルミーノ。そしてまた大振りのパンチ。オミランチョクはやや動きが落ちてきて手数が減る。またタックル。一瞬尻餅をつかせるがすぐに立たれ押し込み。ホーン。
あまり差はないがミドルを当てていったオミランチョクのラウンドか。
2R。前に出たオミランチョクがパンチを顔面にヒットさせる。ちょっと効いたゲルミーノが後退。パンチで追い込むオミランチョク。ゲルミーノは組み付くが、オミランチョクがテイクダウン。初めてグラウンドへ。ハーフからキムラ。下になり極めていくがパスされバックを取られる。立とうとするオミランチョクだが立たせずにパウンドを打ち込むゲルミーノ。オミランチョク、下から極めやスイープを狙うもゲルミーノが上をキープ。両者疲れたのかゲルミーノのハーフマウントで休憩。ホーン。
2Rはゲルミーノ。無理な極めで自らポジションを悪くしたオミランチョクはその後リカバリーできなかった。
3R。両者ガス欠。前に出てきたオミランチョクだが押し込むとやっぱり膠着。ブレイク。疲れてマウスピースを吐き出すオミランチョク。スタンドでオミランチョクの左がビッグヒット!ゲルミーノダウンしレフェリー即ストップ!
グダグダで判定になるかと思われたが一発入ってKO。ヘビー級らしい決着。スタミナはなかったが意外に動きは悪くなかったオミランチョク。