格闘技徒然草

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★UFC165:第6試合・クリス・クレメンツ vs. スティーブン・トンプソン

ウェルター級。
キックで数々のタイトルを獲得したトンプソン。UFC初戦は打撃でKO勝ちしたが、2試合目にはマット・ブラウンにテイクダウンを奪われ消耗し判定負け。前回は逆にテイクダウンを奪って判定勝ちしたものの、武器のはずの打撃で押し込まれる場面もあり、完全に普通の選手になってしまった。
地元のクレメンツもボクシングがバックボーンでUFCデビュー前は11勝中10KOのストライカー。前回はマット・リドル相手に肩固めで一本負け(その後リドルのマリファナ検出でノーコンテスト)と、グラウンドには穴がある。
ガードを下げた構えのトンプソン。そこから蹴っていく。クレメンツの蹴りでバランスを崩したトンプソン。前に出てきたクレメンツだがトンプソンはタックルに。テイクダウンを取るが立たれる。離れた。スタンドでハイを空振って倒れたクレメンツ。上になるトンプソンだが脇を差して立ち上がるクレメンツ。離れたが、残り15秒でまたタックルからテイクダウン。ホーン。
僅差だがテイクダウンでトンプソンか。
スタンドでトンプソンの飛び込んでのパンチがヒット!クレメンツダウン!ハーフで押さえ込むトンプソン。しかしがぶりから立ち上がるクレメンツ。またノーガードの構えのトンプソン。そこからパンチで2度目のダウンを奪う。倒れ方を見てダウンの瞬間にレフェリーが止めた。
ストップはタイミングが早めだったが、ダメージの蓄積も明らかだったし妥当。今回は打撃でいいところを見せたトンプソン。偏っていても得意技がある選手は見ていて面白い。