格闘技徒然草

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★UFC165:第10試合・コスタ・フィリッポウ vs. フランシス・カーモン

ミドル級。
ランキング7位のフィリッポゥ。ボクサーで、金網を使ってテイクダウンを防いでパンチ勝負するスタイルでミドル級5戦無敗。5月にジャカレイと対戦予定だったが怪我で欠場している。
メインカード唯一の地元勢の偽アンデウソン・カーモン(国籍はフランス)。こちらもミドル級5戦無敗。最近2戦は中堅レベルに僅差の判定勝ちと、勢いはなくなっているが、それでもランカー対決まで持ち込んだ。
前蹴りとジャブで牽制するカーモン。レッグダイブでテイクダウン。そこから立つ力はあるフィリッポゥだが金網まで移動して立とうとしたところでバックに回るカーモン。フィリッポゥ諦めて下に。ガードから十字狙い。クリアされてサイドを取られた。ガードに戻すとフィリッポウオモプラッタ!意外と寝技もできるがさすがにグラウンドではカーモンが上でクリアされる。下から十字を狙ったフィリッポウだがホーン。
1Rはカーモン。
またダブルレッグからテイクダウンを奪ったカーモン。タックルの精度が向上している。金網を使ってのリカバリを狙うフィリッポウだがカーモンも立たせない技術がある。立とうとしたところでバックを狙うと自ら下になるフィリッポウ。ハーフで押さえこんでいたが、レフェリーのジョン・マッカーシーがブレイク。展開がなさすぎたか。フィリッポウのパンチに合わせてタックルに入ったカーモン。受け止めてキムラを狙ったフィリッポウだが引き抜いてまた上をキープ。唯一の地元カーモンでカナダのヒーローGSPをセコンドにつけているが、地味な試合展開にブーイングが飛んでいる。パウンドを落としながらマウントを取ったカーモン。ハーフに戻したフィリッポウだがホーン。
2Rもカーモンが完封。
3R。カーモンがあっさりタックルからテイクダウン。声を上げながらパウンドを落としていくカーモン。必死感を演出しているのか、本当に苦しくて必死なのか。立とうとしたフィリッポウだが立たせない。フィリッポウ下からまた十字を狙うが読まれている。立とうとしたらバックを狙われるので立てないフィリッポウ。イチかバチかで足関を狙おうとしたフィリッポウだが早めに潰される。パウンドを落としていくカーモン。KOできる感じはないが圧倒。フルマウント。亀になりチョークを狙うがまた仰向けに戻った。ホーン。
判定30-27×2、30−26でカーモン完勝。
カーモン、テイクダウンが向上している上に立たせない技術もすごい。極める力はあまりないがフルで上をキープするスタミナもある。ただレスラー相手だとどうか。