ライトヘビー級。
地元イギリスではマスコミでも大きく取り上げられて（主にパーソナルな部分で）知名度のあるマヌワ。ここまで13戦全勝で、全てフルラウンド戦うことなく勝ってきているが、さすがにローカルレベルとは違い、UFCでは勝っても弱点が見える試合になっている。前回はシリル・ディアバテに首相撲で苦しめられたものの、1R終了時にディアバテが足を負傷しTKO勝利。ハードパンチャーだがグラウンドはあまり得意ではない。
糸東流空手がバックボーンのジモー。UFCデビュー戦で7秒KO勝利というUFC最短タイ記録を達成したが、2戦目でジャームス・テフナに判定負け。前回は地元カナダでメインカード勝利も、地元ゆえの厚遇という感じで、まだまだランキングは遠い。マヌワとは実力的には釣り合うかもしれないが、セミ前というは盛り過ぎか。
空手らしい、前後に足を開いたスタンスの構えのジモー。組んだマヌワ。ジモーは金網に押し込んで細かい膝を入れるがブレイク。パンチから組み付いて膝を入れたマヌワ。今度はマヌワが押し込んでモモに膝。膠着っぽいが、ジモーの顔を見ると結構痛そう？ジモー押し返したがまた入れ替えるマヌワ。ひたすら太ももに膝を入れる地味な攻撃。ブレイク。お互いのパンチが交錯。ようやく豪快な試合展開になってきた。残り1分。両者見合いの展開に。ジモーは空手ステップで距離を取り、時折飛び込む。マヌワ出て左フック。ホーン。
1Rはお互いダメージはないが、押し込んでいた時間の長さでマヌワか。手数でもマヌワが2.5倍くらい。
2R。パンチで飛び込んで押し込むジモー。膠着で膝の入れ合い。ブレイク。スタンドでやや手数が増えるマヌワ。ジモー見過ぎ。押し込んだジモー。膝の入れ合いでマヌワの膝がローブローになりタイムストップ。再開。ジモー組み付いてダブルアンダーフックに組み外掛けテイクダウンへ。倒れかけたが金網にもたれてこらえたマヌワ。金網膠着ブレイク。すぐ組んだマヌワ。腕の差し合い。投げを狙ってジモーだがスッポ抜けた。しかしマヌワが膝を入れてジモーが後退した所で突然足を痛めて倒れる。左足を痛め模様でレフェリーストップ。
マヌワは前回もディアバテが突然足を痛めて試合続行不能となってTKO勝利している。ただのアクシデントだとは思うが。
今回は判定になりそうな予感がしていたが、またもデビュー以来の連続一本・KO勝利を更新。
