格闘技徒然草

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★UFC on FOX9:三賞発表/総評

メインは前回スプリット判定だったデメトリアス・ジョンソンが1RKO勝利。地味・迫力がないという批判があったフライ級のグレードを王者がどんどん上げていってる。全階級のうち、年間3度目の防衛戦が組まれたのはフライ級のみ。まあ最初の防衛戦が1月に組まれたというタイミングの良さもあるが。ペースが早い分、これでタイトル戦線は一巡した感があるが、フライ級は契約選手が増えていっているので、半年後には勢力図が変わっているかもしれない。今日UFCデビューしたマコウスキーなどもすぐ上の方に入ってきておかしくない選手。
ユライアは毎回互角の攻防でどうなるかわからないという展開から一瞬で決着をつけてしまう。逆になぜこれがタイトル戦で出ないのかが不思議。フェザー級時代のアルド戦は大分差があったが、クルーズやバラォン相手ならチャンスは作れそうなのだが。どちらに挑戦することになっても再戦になるが、さすがに3度目が回ってくる可能性は少ないだろう。年齢的にも次が一番の勝負か。
チャド・メンデスは意外と際どい勝利。体調不良もあったが、これまで積み上げてきた実績が一気に崩れるところだった。機が熟したのに引っ張りすぎるのは良くない。
エジソン・バルボーザはパンチでダウンしUFCで2度目のピンチに。今回は乗り切ったが、やはり穴はある。今回はローで相手の足を殺すところまで行かなかったが、5Rマッチだとあのローはもっと効果的になりそう。メインやタイトルマッチはまだ先になりそうだが。
ライト級ではディフェンス技術を見せようとして見せ切れなかったボビー・グリーンや、グラウンド膝をちゃんとボディに当ててきたトゥヒーロも面白かった。この辺りはランカークラスとは差がありそうだが、菊野が当たったらどれだけやれるのかが見てみたい。