前座最終試合。バンタム級。
UFC旗揚げの年に生まれた、現UFCファイター中最年少のペティス弟。ローカルイベントでタイトルも取っており、サラブレッドとして期待されてのUFCデビューだったが、初戦ではウィル・カンプザーノ相手にテイクダウンを簡単に許し、下からの積極的な極めで対抗して判定勝ちしたものの、試合前の期待値に比べるとだいぶ評価の下がる内容だった。
相手はバンタム級の前座戦線で3勝1敗1分けのカサレス。フライから上げてきたペティスに対し、フェザーから落としてきたカサレスの方が体格的に優位。この試合でペティスの真価が問われる。
カサレスも25歳で十分に若い。
身長ではカサレスだが体の厚みはペティス。積極的に手を出していくペティス。カサレスはミドルを蹴っていく。テンカオ。打たれても引かないペティス。右ハイをもらってちょっとバランスを崩したカサレスだが立て直す。兄のような変則的な蹴りを見せたペティス。右が入ってちょっとぐらついたカサレス。右ハイ。またヒット。ラッシュをかけるが凌いだカサレス。ホーン。
1Rはペティス。
2Rも積極的に撃ち合っていくペティスだがカサレスの左を貰ってダウン！上になり攻めるカサレスだがペティスは草刈りで後方に倒すと立ち上がって脱出。またスタンドに。鼻血を出しているペティス。パンチで出てきたカサレスにアッパーをヒットさせる。また前に出て行くペティス。パンチの打ち合い。ペティスの右ハイがヒット。更にパンチから右ミドル。バックブローを見せたカサレスにペティスはスピンキック。ホーン。
2Rはダウンもあったのでカサレス。
3R。バックスピンキックをヒットさせたカサレスだがペティスが組み付いてテイクダウン。しかしカサレスは桜庭ロック。倒れこんで決めに行くが回転して逃れたペティス。立った。ハイキックを掴まれて倒されたペティス。亀のペティスの上になり脇腹にヒジを落としたカサレスだが立たれた。ペティスの右が入って少しぐらついたカサレス。残り2分。組み付いて外掛けテイクダウンを狙ったペティスだが、カサレスは逆に内股でテイクダウン。ハーフからヒールを狙ったペティス。回転して脱出したカサレス。上になるとパウンド。ペティス亀に。リアチョーク。喉元に入って仰向けにすると両足をふっくして体を伸ばす。タップアウト。
ペティス総合初黒星。いい試合ではあったが、カサレス相手にこの内容なら、しばらく前座でレベル上げに専念した方がいいかもしれない。慌てて上で使うほど時間がないわけではないし。
