ヘビー級。ランキング8位ミオシッチ vs. 12位ゴンザガ。
ミオシッチはD-1レスラーかつアマチュアボクシングタイトルホルダー。UFCでは上位との対戦になるほどテイクダウンに苦労し打撃勝負主体になっていったが、シュトゥルーフとの対戦ではKO負けしMMA初黒星。しかし前回はロイ・ネルソンを破ってランキング入りしている。
ゴンザガはUFC復帰以来1R終了のホーンを聞いたのは1度だけ。キャリア23戦でも判定決着は1回しかない。極めが強くKO出来る打撃も持っている。
寝技だとゴンザガだろうが、寝技に持ち込むためのテイクダウンだとミオシッチが上。どちらが打撃で上回るかの勝負になるか。
ミルコを尊敬しているクロアチアからの移民・ミオシッチと、そのミルコをUFCで初めて破ったゴンザガ。
ジャブを打ち込んでいくミオシッチ。前に出たところにゴンザガが右クロスをヒットさせる。リーチで劣るゴンザガは飛び込んでジャブを入れる。また右クロス。効果的にヒットしている。ミオシッチのローを掴んでバランスを崩したところに組み付こうとしたゴンザガだが離れたミオシッチ。ミオシッチはローを入れていくがゴンザガがまた右をヒットさせる。トータルヒット数は五分。ゴンザガタックル。あまり上手くはなかったが虚を突いてテイクダウン成功。しかしすぐに立ち上がるミオシッチ。見合いのままホーン。
微差だがゴンザガのラウンドか。
2R。ジャブ・ローを入れるミオシッチ。ゴンザガのタックルはがぶった。離れる。距離を詰めていくミオシッチ。下がっていくゴンザガは口が開いているが早くもガス欠か。ミオシッチのパンチをガードするのみ。タックルに入るがまた止められる。手が出ないゴンザガ。ミオシッチがガードの上からパンチを入れる展開が続く。ゴンザガタックルに行くも完全に防がれている。ミオシッチが殴り続ける。ホーン。
2Rはミオシッチ。追い込まれたゴンザガ。スタミナが辛いのかもしれないが、もうイチかバチかで勝負をするしかない。
3R。ローから右を入れたゴンザガ。しかしミオシッチが手を出してくるとガードを固めてダルマ状態。ゴンザガタックル。いいタイミングだったが切られた。またジャブで削られる。朽木倒しで倒したミオシッチ。鉄槌を落とすがゴンザガが蹴り離してスクートに。距離を取りながらパウンドを落とすミオシッチ。ゴンザガに組付かれない位置からパウンドを入れている。残り80秒。ハーフにしてパウンド連打。リーチがあるので一方的に殴っている。離れた。残り時間わずか。距離を取って逃げ切ったミオシッチ。
30-27×2、29-28でミオシッチ勝利。
危なげなかったミオシッチだが、3Rは無理すればKO出来そうだっただけに物足りなくもある。序盤は良かったゴンザガだが2R以降はスタミナ切れもあってサッパリだった。
