格闘技徒然草

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★UFN36:第1試合・ダグラス・シウバ・デ・アンドラジ vs. ズバー・ツフゴフ

フェザー級

23歳のロシア人ツフゴフ。MMA戦績は15勝3敗。軍隊格闘術で世界王者、コンバットサンボでロシア王者になっている。最近のロシア人に多い重い打撃で勝負するタイプ。これまでのキャリアはほぼロシアでの試合のみだが、UFCデビュー戦でいきなりチアゴ・タヴァレスとメインカードで対戦予定だった。しかしタヴァレス欠場で同じくUFCデビュー戦のD'シウバに変更となり、試合順も第1試合に。

シウバはブラジル国内のみのキャリアで23戦22勝1NC。22勝中18KOのストライカー。相手のレベルは不明だが、打撃には相当自信を持っている。

現地は午後9時半。この時間だとさすがに第1試合からチケットを買った客が来ているはずだが、けっこう空席もあり。

いつも以上の大歓声&大ブーイング。

お互い単発の蹴りを入れあう。シウバのミドルをキャッチしたツフゴフが軸足を払ってテイクダウン。すぐに足で距離を作って金網立ちするシウバ。ツフゴフバックブロー。ガードの上。お互い手数が少ない。慎重な立ち上がり。ツフゴフの蹴りをキャッチしてパンチを打ち込んだアンドラジ。さらに追い打ちに行くがツフゴフのカウンターをもらいフラッシュダウン。すぐに立つが顔面から大量の出血。またバックブローを放つツフゴフだが空振り。ツフゴフレッグダイブ。テイクダウン成功。インサイドからパウンド&肘。隙を見て立ったシウバだが残り時間わずか。ツフゴフ、バックスピンキック。回るの好きだな。ホーン。

1Rはツフゴフ。

2R。やはりお互い慎重。ツフゴフまたスピンキック。シウバも返す。パンチの間合いになり打ち合い。ツフゴフが前に出てパンチのコンボを叩き込む。四つ組みに。四つからシングルレッグに切り替えたツフゴフ。持ち上げたが倒せず離れる。またバックスピンキック。ツフゴフがプレッシャーをかけていきシウバが下がる展開。シウバは慎重というより圧力に押されて手が出せないのか。ツフゴフのタックルのタイミングでシウバがバックスピンキックを放ちバックを取られるが、倒されずに引き剥がした。前に出ていくツフゴフ。バックブロー。ようやくパンチで出てきたシウバだがホーン。

2Rもツフゴフ。

前蹴りでふっ飛ばしたツフゴフ。出てきたシウバにカウンターの左。シウバようやくラッシュ。ミドルからパンチを打ち込み首相撲に捕らえるが、ツフゴフがパンチで引き剥がした。ツフゴフがパンチで押す。ラッシュ。左がクリーンヒット。下がり続けるシウバ。時折カウンターを狙うがガードされる。ツフゴフ遠い距離からダブルレッグに入るが距離が遠すぎて切られる。大振りのパンチを打ち込んだシウバだが、ツフゴフはかいくぐってタックルに入る。テイクダウン成功。バックを取られかけたがローリングして脱出しすぐに立つ。残り時間わずかだが出ていけないシウバ。タイムアップ。

3Rもツフゴフ。

判定30-27×2、29-28でツフゴフ勝利。

やたら回るのが好きだったツフゴフ。それはあまり有効ではなかったが、打撃+レスリングで試合をコントロールし完勝。もうちょっと手数が欲しかった。

シウバはローカルの戦績からもっとガンガン攻める選手だと思ったのだが、単に今まで低レベルの選手としかやってなかったというだけなのか、地元なのにプレッシャーに押されるばかりだった。テイクダウンされた後のリカバリーは良かったが。