ウェルター級。
ランキング4位のローリー。前回、ロビー・ローラーに勝っていれば、同門のGSPが返上したウェルター級王座の決定戦に出場出来ていたかもしれないが、スプリット判定負け。コンディット戦以来、2度目の敗北を喫した。
マイアは6位。ウェルター級転向後、3連勝で4位まで上がっていたが、前回ジェイク・シールズのテイクダウンからのキープで地味に敗れたが、ウェルター級ではテイクダウンが非常に強くなっており、ジョン・フィッチには3Rバックをキープし続けて完封している。
しゃがみ込むような低い構えのローリー。タックル警戒か？マイアが近距離からパンチを打ち込んでタックルに入るが受け止める。しかし再度のタックルでテイクダウン！片足を潰してヒジで削る。マウント！グラウンドではかなり差があるか。マウントキープでパウンド・ヒジを落とす。ガードに戻そうとするローリー。なんとかガードまで戻したがまたパス狙い。しかし隙を見て立ったローリー。残り1分切って攻めるしかないローリー。積極的に打ち込んでいくがマイアのパンチも入る。ホーン。
1Rはマイアが圧倒。テイクダウンしたら一方的になってしまった。
2R。パンチ・前蹴りで攻め込むローリー。マイアのタックルは切る。積極的にパンチを打ち込むローリーだがマイアのパンチも入っている。マイアタックルも切られた。またレッグダイブ。これも切った。スタンドでだとさすがにローリーが上。マイアはテイクダウンが取れないと厳しい。ローリーのミドル。マイアのタックルが単調で全て切られている。そしてスタミナも切れてきている模様。ローリーのワンツーがヒット。ジャブ連打。タックルに膝がカウンターでヒット。ふらついているマイア。強めのパンチを振り回すがヒットせず。マイアは手も出なくなってきた。ローリーは慌てず冷静に削っていく。ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙ったマイアだがこれも切られる。ミドルが突き刺さる。ホーン。
2Rはローリー。形勢が完全に逆転。マイアはテイクダウンも取れなくなってしまい、完全に手詰まりになってしまった。
3R。またジャブで削りだすローリー。タックルを切る。ミドル。タックルから押し込んだマイア。シングル。テイクダウン成功！また1Rと同じく足を潰してパスを狙うがローリーがフックガードで浮かせてディフェンス。距離を作って立つところに押え込みに来たマイアを巴投げで投げて立つ。スタンド。またタックルに入るがフェイントもなく簡単に切られる。余裕を持ってパンチを打ち込むローリー。タックルを切ったところにアッパー。ホーン。
両者手を上げて勝利をアピールするが、判定は明らか。1Rだけ10-8というようなミラクルがない限り。
判定三者とも29-28でローリー勝利。
マイア、2R以降はスタミナ切れとダメージで一方的にやられた。多少ダメージがあってもレスラーならもうちょっといいタックルで攻めたはず。
ローリーは相変わらずのジャブの強さだが、3Rはもうちょっと倒しに行っても良かったのでは。でもあそこで倒しに行かないのがローリー。
