フライ級。
堀口恭二のUFC2戦目。相手はランカー（15位）のダレル・モンタギューだが、ランキング入りはUFC参戦以前の実績で、UFC戦績は堀口の1勝に対し、モンタ1敗のため、堀口が赤コーナーになっている。オッズでも堀口が人気。
前回は一つ上のバンタム級で、規格外のリーチをもつダスティン・ペイグと対戦した堀口。1Rにはバックに回られチョークで攻め込まれる場面もあったが、2RにパウンドでKO。思い切りのいい試合ぶりを見せた。
今回は本来のベストウェイトのフライ級で、相手モンタは体格ではそこまで差がない。モンタはUFCデビュー戦でいきなりランキング2位のジョン・ダドソンと当てられ、何もできず一方的にKO負けしている。
いつもの通り半身で構えてステップを踏む堀口。遠い間合い。前に出てきたモンタギューにカウンターを打ったが届かず。飛び込んで右をヒットさせた堀口。モンタギューは距離が遠くて自分の打撃が当てられない。堀口のパンチに前蹴りを合わせたモンタギュー。前に出た堀口にカウンターのタックル。テイクダウン。ガードからキムラを狙ったが外した。足で距離を作って立った。スタンドへ。残り半分。ミドルから出て行った堀口。モンタギューが飛び込んで左。ケージに詰めてパンチを連打した堀口。少しヒット。ヒット＆アウェイを繰り返す堀口。残り1分。両者打撃が当たらない間合い。モンタギューが堀口のミドルをキャッチしてテイクダウンしたところでホーン。
難しいラウンド。打撃のヒット数なら堀口だが、差がつくほどかどうか。モンタギューもテイクダウンしたが特に攻撃もできずに立たれている。しかし上になっていた時間が長かった分、ややモンタギュー。
2R。前に出た堀口だが組んでバックを狙うモンタギュー。スタンド肩固めへ。浅い。堀口がダブルレッグを狙うとモンタギューはギロチンへ。結構深いがスタンドをキープしてディフェンスする堀口。諦めたモンタギュー。離れる。ミドルを入れていく堀口。ケージに詰めてパンチのラッシュ。かわしているモンタギューだが少しもらったか。また前に出てきたところにモンタギュータックル。がぶった堀口。頭部に膝を打ち込むとモンタギュー亀に。効いたか？パウンド連打。モンタギューはディフェンス一辺倒。パウンド連打するが仕留められず。立ったモンタギューをスープレックスで投げた堀口。またパウンドをうつが立たれる。スタンド。残り1分。モンタギューがパンチで出てきた。堀口の右ミドルが効いた！露骨に嫌がってる。出て行くモンタギューだがパンチが入る。さらに右ミドル！効いてる。ホーンと同時にふらついて座り込むモンタギュー。KO寸前だった。
3R。モンタギュー飛び膝も空振り。ダメージが大きいモンタギューが攻めてきている。堀口のミドルがヒット。パンチを打ち込むモンタギューだが距離が遠く届かない。堀口の飛び込んでの左がヒット。モンタギュー飛び膝をさかんに狙うがヒットせず。ミドルをキャッチした堀口がテイクダウン。インサイドからパウンド。草刈りで倒されたがまた上をキープしパウンド。下でなんとかかわしているモンタギューだが逃げられない。蹴り離して立った。モンタギューまだ攻めてくる。残り1分。堀口はカウンター狙い。堀口もちょっと疲れがあるか。無理に攻めない。モンタギューのパンチが入るが効いてない。ホーン。
3Rも堀口。
判定30-27×2、29-28の3-0で堀口UFC2連勝。
3Rのパウンドでやや攻め疲れしたせいでKOできなかったのと、1R微妙な内容だったのでもっとしっかり取りに行って欲しかったが、2R以降は危なげない内容。これでランキング入りは確実に。
