格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN40:第7試合・エド・ハーマン vs. ハファエル・ナタル

ミドル級。
チーム・クエストのハーマン。2006年のTUF3出身の大ベテラン。現在の戦績は8勝7敗1NC。今回の相手はブラジル人黒帯柔術家のナタルだが、ブラジル人とは過去UFC・SFでデミアン・マイアホナウド・ジャカレイ、ターレス・レイチらに敗れていて勝ち星なし。前回のレイチ戦でもテイクダウンされて一方的に攻め立てられ完敗。自身も柔術黒帯のグラップラーだが、得意の柔術で上を行かれる相手は苦手なのかもしれない。
ナタルはUFC5勝3敗1分け。ランカークラスとの初対戦となった前回のティム・ケネディ戦では1RKO負け。初期は一本勝ちが多かったが、UFC参戦後は5勝のうち一本勝ちは1つだけで、あとは全て判定になっている。
ソネンに続くUFCミドル級史上2位のテイクダウン数を誇るハーマン。まあキャリアが長い分ということもあるが。重い打撃の打ち合い。ハーマンのミドルにローを合わせてスリップダウンを奪ったナタルが上を取る。ハーマンはガードから十字を狙ったが不発。ナタル、押さえ込んだまま細かいパウンド。時間をかけてケージまで移動したハーマンが立ち上がる。ハーマン外掛けテイクダウン。残り1分。肘&パウンドで削っていく。立ち際にハイキック。ホーン。
上になってからの多かったハーマンと時間が長かったナタル。ハーマン優勢と見る。
2R。パンチで出るハーマン。ナタルはタックルを狙うが止められる。もう疲れているのかスピードがない。gdgdの予感…。レッグダイブで飛び込んだナタルがテイクダウン。漬けて細かいパンチを入れる。距離を作りたいハーマンだが離せない。レフェリーブレイク。押し込んだハーマン。ブレイク。距離を取るナタルに追いかけてミドルを入れるハーマンだが、ナタルがタックルに。ケージ膠着。ホーン。
さらに微妙なラウンド。テイクダウンから上になったナタルだが、早々にブレイクがかかったしハーマンのラウンドか。
3R。タックルに行ったナタルだが止められた。パンチから組み付いていくナタルだがテイクダウンできる様子なし。離れ際にハーマンのパンチを貰う。膝を入れたナタルだがローブロー。再開。完全に止められるのがわかっていて芸の無いタックルを繰り返すナタル。引き剥がされて打撃をもらう。前蹴りを顔面にヒットさせたナタル。しかし効果なし。バックブローを何度も狙うナタル。その後もケージ膠着が続きホーン。
3Rだけは明確にハーマン。1,2Rはどちらに入ってもおかしくないがどうなるか。
30-27、29-28×2でハーマン勝利。しかし試合内容は泥試合。ナタルも終盤手詰まりになりすぎ。