格闘技徒然草

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★UFN47:メインイベント・ライアン・ベイダー vs. オヴァンス・サン・プレー

ライトヘビー級5分5R。
テイシェイラに1RKO負けした後、2連勝中のベイダー。ただし、どちらも下位の相手をテイクダウンから固めての判定勝利で、圧倒していたがそれだけに判定ではなく一本・KOが欲しかったところ。
UFCデビュー以来4連勝でランキングを10位まで上げてきたOSP。しかしここまでは格下の相手ばかりで、前回のジモー戦は決まり手がキムラになっているが、その前にジモーがアクシデントで脱臼していたため、まだ実力が明らかになっていない。学生時代はレスリングの他にカレッジ・フットボール陸上競技でも活躍したエリートアスリートだったが、NFL挑戦は挫折してMMAに転向した。
フィジカルが武器のOSPだが、レスリングの実績ではD-1レスラーのベイダーが上。
OSPがパンチで出たところにタックルを合わせてテイクダウンしたベイダー。サイドで固める。OSP亀に。バックマウントを狙ったベイダーだがOSP立った。パンチで出たOSP。ヒットしている。しかしやや雑。ベイダーのカウンターがヒット。正確性ではベイダー。見合いが続くが終盤にまたテイクダウンしたベイダー。ホーン。
1Rはベイダー。スタンドレスリングでは差があるか。
2R。打撃の厚を強めてきたOSP。雑。しかし左ミドルがベイダーの脇腹にヒット。お互い見合い。パンチで出たOSPにタックルを合わせようとしたベイダーだが切られる。OSPの左がヒット。ベイダータックルに入るが潰してOSPが上。足で距離を作って立ったベイダー。立ち際に攻めてパンチを打ち込むOSP。終了間際にテイクダウンしたベイダーだがホーン。
2RはOSP。
3R。相変わらず大振りの打撃を打ち込むOSP。動物的な動きで間合いを詰めてパンチを打つがベイダーかわした。ベイダータックル。テイクダウン。しかしすぐ立つOSP。バックについているベイダーは投げてまたテイクダウン。サイドで押さえ込むがOSP立った。立ち際にパンチを入れたベイダーはダブルレッグからまたテイクダウン。ハーフ。ヒジ・パウンドを落とす。亀になり立ったOSPだがバックを取られたまま。離れた。ホーン。
このラウンドはベイダー。
4R。パンチで突っ込んだOSPだがベイダーがタックルを合わせてテイクダウン。すぐ脱出するOSP。また両手を下げた構えからパンチ・ミドルを打ち込むOSP。今度はベイダーがタックル。OSP切ったがケージまで押し込まれると、ベイダーがダブルレッグに切り替えテイクダウン。OSP亀。立つがバックキープしたままのベイダーがスープレックスでテイクダウン。ハーフからパウンド。OSP逃げられず。ディフェンスのみ。立った。ホーン。
このラウンドもベイダー。OSPは落とせないラウンドだったがあっさり失いこれで判定勝ちはなくなった。スタミナ切れか?
5R。パンチやミドルを打ち込むOSPだがほぼ単発。OSPタックル!意表をついてテイクダウン成功。ベイダーキムラを狙ったが抜かれた。がぶりの体勢に。立ったベイダー。払い腰で投げてテイクダウン。立ったOSPだがベイダー離さずバックに付く。スイッチで正対したOSPが逆にタックルに行くが倒せず、逆にベイダーがタックル。OSPのヒジでベイダー流血するが残り1分。押し込むベイダー。残り10秒で離れたがタックルを繰り返して凌ぐ。ホーン。
5Rもベイダー。
判定48-47, 49-46, 49-46でベイダー勝利。
正直OSPのメイン起用は時期尚早だった感がある。