ジャン・リーペン 2.50
ブレンダン・オライリー 1.53
ニン・グアンユー 2.70
ヤン・ジアンピン 1.43
ワン・サイ 2.85
ダニー・ミッチェル 1.38
アルベルト・ミナ 1.54
安西信昌 2.45
ワン・エンイン 3.10
コルビー・コビントン 1.34
ヤオ・ズィクイ 2.85
ロイストン・ウィー 1.38
近年のUFCの中で最も低レベルなマッチメーク。セミとメインのみは他のUFNと同じだが、それ以下はUFC戦績0〜2戦の選手ばかり。特に中国人ファイターについてはUFCレベルの実力があるかどうか疑問で、完全に地元密着型のイベント。中国版TUFについても今年は行われるという話も聞かず、どの程度地元でUFCが受け入れられているはわからない。
メインはレジェンド対決のビスピン vs. カン・リー。TUF Chinaのホストを務めたことで地元での知名度も増したカン・リーは、2012年のマカオ大会のメインでリッチ・フランクリンをKOするというビッグアップセットを起こしたが、その後2年近く試合をしていない。現在42歳。
対するビスピンはまだランキングに入っているトップファイターだが、網膜剥離で1年の欠場。欠場明けにティム・ケネディに敗れて、タイトルコンテンダー争いからは大きく後退した。今回のケネディ戦はまったくタイトルにつながらない試合だが、ビスピンも厳しいタイトル戦線で戦うよりもランキングから外れたレジェンドマッチの方が気楽でいいのかもしれない。
ブランクもあり、ビスピンが圧倒的優位。オッズはもっと差がついていい。ビスピンKO勝利と予想。
セミに出場するドンヒョンは激闘型にファイトスタイルチェンジして2試合連続で劇的なKO勝利。相手のウッドリーは重い打撃が武器だが、前回はローリー・マクドナルドのボクシングで削られ続けて判定負け。
過去最も危険な相手との試合になったドンヒョンだが、相手がウッドリーでも攻め方は変わらないだろう。ドンヒョンがアグレッシブに攻めてKOするか、一発をもらってKOされるか、ギャンブル性の高い試合になりそう。打ち合いとなれば一発の重さがあるウッドリー優勢か。オッズもややウッドリー。
急遽UFCデビューが決まった安西だが、ウェルターで戦うのはこれが初めて。打撃の一発の重さと打たれ強さが階級を下げても維持できるのか、実戦で試せていないというのは大きな不安材料。相手のミナは柔術黒帯で、ここまで寝技が強い相手との試合も経験がない。テイクダウンではレスラーの安西が上だと思うが、ミナに下からの仕掛けをさばいてパウンドを落とせるか。攻めあぐねてスクートの展開を繰り返すようだとせっかくのレスリング力が活かせない。その場合は打撃で打ち勝つのが勝利への必須条件になる。逆にテイクダウンを許すようだとそのまま極められて負ける危険も大きい。オッズはお互いデビュー戦同士ということで、ローカル戦績のいいミナに人気が集まっている。
佐々木の相手のデロームは前回田中路教に判定負けしている選手。田中はフィジカルで上回りテイクダウンから上を取って圧倒した。下から仕掛けるなど、グラップラーではあるが、スタンドレスリングがそこまで強い選手ではなく、田中には通用しなかった。田中にとっては相性がいい相手だったが、佐々木の場合相性的には同タイプ。寝技勝負になるにしても、デロームクラスの打撃やテイクダウンにも後れを取るようだと、勝っても今後が厳しくなる。全局面で上回りたいところ。連敗しているデロームだけに、評価は佐々木が上に。
23日午後7時半よりファイトパスで生中継。メインカード開始は午後10時なので、終了は12時前後か。速報します。
同日のDEEPは7時半までは速報予定。それ以降は後でVODで視聴するつもり。