格闘技徒然草

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★UFN51:第7試合・ユーリ・アルカンタラ vs. ラッセル・ドーン

バンタム級
水垣に次ぐランキング7位のアルカンタラ。ただ勝った相手はいずれもノーランカーで、周りのランカーのランクが下がって押し上げられてきた。打撃も柔術も強いコンプリートファイターで、フェザー級時代には小見川からもダウンを奪って勝っている。
PXCバンタム級王者のドーンはUFCデビューから2連勝中。タックルを切っての打撃を武器に、初戦は柔術家のレアンドロ・イッサを三角で絞め落とし、2戦目はマーカス・ブリメイジを僅差の内容ながら判定で下した。しかしさすがに上位ランカー相手だと分が悪く、オッズはアルカンタラが大きくリード。
最初からエンジン全開で攻めこんでいくアルカンタラ。ドーンのパンチでバランスを崩したが、ドーンがギロチンを狙うとテイクダウンし上に。バックに回りチョーク。体を伸ばして絞め秒殺かと思われたが、アゴの上で決まらず。ドーン反転してタックルから上を取り返す。アルカンタラ、序盤のラッシュで疲れたのかちょっと休憩?足関を狙ってスクートになるがドーンがガードに入っていく。アルカンタラは下から動かず。ドーンパウンド。立ち上がってパウンドを落とすドーン。ギロチンを狙った所でバタフライから浮かせて立ったアルカンタラ。しかし立った後に入れた膝がローブローに。再開。タックルに来たドーンをキムラに捕らえて引き込んだアルカンタラだがホーン。
1Rはアルカンタラだが、序盤の攻防以外はそれほど差がなかった。
2R。アルカンタラ、ちょっと疲れてる?パンチが雑。ドーンはまだ余力十分。ダブルレッグで飛び込みテイクダウンを奪う。インサイドからパウンド。バタフライで浮かせて立ったアルカンタラだがドーンまたテイクダウン。インサイドから細かいパウンド。アルカンタラは下のままヒジやパンチを入れる。ドーンもあまり攻められていないが、上になっている分、印象はいい。攻防がないとのことでブレイクがかかる。ミドルやテンカオを入れていくアルカンタラ。ボディが効いてきたドーン。パンチを顔面に貰う。タックルでテイクダウン。ホーン。
このラウンドも際どい。テイクダウンを何度も奪い上になっていた時間は長かったドーンだが、ボディを効かされたのと上での攻めが足りなかったのでこのラウンドもアルカンタラと見る。
左ミドルを蹴っていくアルカンタラ。ドーンはタックル。アルカンタラ反り投げを狙ったが倒せず。押し込んでまたテイクダウン狙い。倒した。ドーンもかなり消耗しているが、アルカンタラちょっとテイクダウン取られすぎ。インサイドからパウンド。蹴って距離を作り立ったアルカンタラだがドーンはがぶりからダースのセットアップ。外した。なおもテイクダウンを狙うドーン。こらえていたアルカンタラだがまた下に。ドーンパンチを落とす。ヒジ。アルカンタラ残り30秒で上を取り返す。パウンド。ホーン。
3Rはドーン。1,2Rのどちらかドーンに入っているかどうかだが…。
判定三者29-28でアルカンタラ。しかしランカー相手に健闘したドーンの株も上がった試合。