女子ストロー級。
久々のTUFフィナーレの聖地・パームス・カジノ・リゾートでの開催。
事前ランキング15位ケイガン vs. 16位ヒル。二人ともチーム・メレンデス所属。今回のTUFは事前のランク付けによりトーナメント枠が決まっており、一回戦で16位は1位と、15位は2位と対戦することになっており、ともに敗れている。ケイガンはMMA3勝1敗。決勝進出したナマジュナスにInvictaFCで敗れているのが唯一の敗戦。
ヒルはMMA戦績はまだ1勝0敗。バックボーンのムエタイではアマ14戦、プロ2戦のキャリアがある。
打撃から押し込んだケイガンだが、ヒルは首相撲からボディに膝を入れて引き剥がすと打撃で出て行く。また押し込んだケイガンだが離れる。そしてまたタックル。倒せず。ヒルが打撃で押す。蹴りで吹っ飛ばされたケイガン。ヒルは組み付いて打撃を入れていく。早くも息が苦しそうなケイガン。投げを狙ったがこらえたヒルが膝を入れる。離れるとまた打撃を入れていく。ハイキックで右目尻カット。ホーン。
1Rはヒル。
2R。タックルから押し込んできたケイガンだが堪えたヒルが顔面に膝！また組み付いたところで膝を入れる。顔面への膝を避けるためにマットに片手をつくケイガン。パウンドをもらうと組み付いてテイクダウンを狙うが倒せない。ヒルの膝が入り、防戦一方になるケイガン。一方的なのでちょっと止めてもいい気がしてきた。止めるほどダメージを与えていないのも確かだが…。離れて打撃戦。押されるケイガンだがラウンド終了まで凌いだ。
2Rもヒル。
3R。スタンドでパンチ・キックを入れて攻勢のヒル。ケイガンは組み付いていくだけ。シングルレッグへ。テイクダウン成功。しかしすぐにケージ歩きで立たれる。またテイクダウン。倒したが足を抱えているだけのケイガン。起き上がったヒルがバックを取ると後ろからパウンド。立ったがスタンドでヒジ・膝。バックからパウンド。ホーン。
3Rもヒル。
30-26×2、30-27の3-0でヒル判定勝ち。
ヒルがスタンドの打撃で一方的な勝利。ケイガンがスタンドで背中を向けてヒルがパウンドを打ち込んだところで止めても良かったと思う。もっとも層が薄い女子ストロー級なので、ストップの基準が違うのもありでは。まあキム・ウィンズローなので止めないだろうけど。
