格闘技徒然草

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★UFN59:第6試合・ジャン・リーポン vs. クリス・ウェイド

ライト級。
TUFチャイナウィナーのリーポン。TUF史上最低レベルのトーナメントを制したリーポンだが、UFC初戦ではTUF Nations一回戦負けの相手に互角の内容の末判定勝ち。現在もUFCファイターとしての実力があるかどうかはわからない。試合も膠着多めで盛り上がりに欠ける。まだ24歳で伸びしろはあるが…。
ウェイドはD-3オールアメリカンのレスラーで、アマキック王者でもある。リング・オブ・コンバットではライト級王者にもなっている。UFC戦績は1戦のみだが、ギロチンで秒殺勝利。事前のオッズではウェイドが圧倒的に優勢。
オープニングで放ったリーポンのローキックがいきなりローブロー。再開。タックルに入ったウェイド。受け止めたリーポンをケージまで押し込む。テイクダウンを狙うがリーポンがダブルアンダーフック。ウェイド首投げで強引にテイクダウン。ハーフ。ケージを使って立つリーポン。またダブルアンダーフック。サバ折りから膝を入れるがまたローブロー。たいしてダメージはなさそうだが一応止めたレフェリー。再開。四つに組むとリーポンまたダブルアンダーフック。ウェイド、脇を差されすぎ。しかしそこから倒されない。相撲の膠着状態が続く。ブレイク。投げを狙ったリーポンだが倒せず。またダブルアンダーフック。しかしここから倒せず膠着。ホーン。
1Rはどちらにも入れ難い内容だが。一度テイクダウンしたしウェイドか。
2R。パンチで出たウェイド。そのまま組み付いて押し込み。引き剥がしたリーポンだがまた組み付くとシングルレッグに。潰したリーポン。押し込むウェイドだが入れ替えるとリーポンがシングルを狙う。ウェイドはギロチンを狙うが外したリーポン。また入れ替えるウェイド。四つからのボディへの膝がまたローブロー。それ以前にも何度も危ない膝があったが、根本的に膝が低すぎる。さすがに減点1。パンチからタックルに入ったウェイドがテイクダウン。ハーフから殴る。リーポン亀に。バックキープして殴るウェイドだが特にダメージは与えられず。ホーン。
2Rは減点もあって10-8ウェイド。リーポンは一本・KOしか勝ち目がないが。
3R。ウェイドタックル。ケージで耐えてヒジを入れたリーポン。リーポンまたダブルアンダーフック。しかしここから倒せない。そして膝。ローブローにはならなかったがまた低い。外掛けでテイクダウンを狙ったが、ウェイドが逆に内股で投げて上に。立ったリーポン。正対してダブルアンダーフック。また膝。外掛けで倒そうとしたが倒せず。逆に上に鳴ったウェイドが膝を入れていく。細かいパウンドを入れ続けてホーン。
判定三者30-26でウェイド勝利。
完敗だが、膠着判定まで持ち込んだリーポンの健闘といえる内容。もっと一方的に一本・KOで負けると思っていた。まあリーポンの評価が上がるよりウェイドの評価が下がった試合だが。しかしリーポンはこれより下のレベルの相手でも膠着するだけだし、かと言って上のレベルの相手と当てるわけにも行かないし、使い道がない。