格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★ONE25:アドリアーノ・モライシュ vs. 渋谷莉孔

フライ級タイトルマッチ5分5R。
打撃でどんどん出て行く渋谷。気後れはなし。が、モライシュが右ハイをヒットさせると組み付いてテイクダウン。立とうとした渋谷のバックに回る。背負って立つ渋谷。レフェリーブレイク。モライシュ飛び膝。渋谷落ち着いてさばくとどんどん間合いを詰める。モライシュの右ミドルが空振りになった所で前に飛び出すがカウンターのタックルでテイクダウンを許す。またバックを取られる渋谷。モライシュバックからマウントに。しかし反転して立つ渋谷。脱出成功。また出て行く渋谷。ゴング。
渋谷の妹(姉?)がケージサイドで見ている。
2R。1R同様出て行く渋谷。モライシュ右で飛び込むが一発だけ当ててまた下がる。パンチを打ち込む渋谷だがモライシュまたタックル。切りきれない。スイッチを狙うがテイクダウンされる。またバックを狙うモライシュだが渋谷立って正対。引き剥がした。ガードを下げた構えでパンチを打ち込む渋谷。モライシュ右ハイを放つがバランスを崩して倒れる。が、すぐタックル。倒せないが凌いで離れた。渋谷じわじわ出て行く。右がヒット。モライシュが出てきた。パンチを打ち込むとそのままケージまで押しこむが、渋谷が膝を入れて引き剥がす。渋谷が出るとモライシュ下がる。パンチを打ち込む。タックルに来たモライシュを引き剥がして蹴り。渋谷攻勢。モライシュまたタックルに。スタンドでバックを伺うと渋谷はキムラを狙う。その体勢でブレイク。謎。残り10秒。渋谷がプレッシャーをかける。飛び込むふりを見せて牽制。ゴング。
渋谷がはっきり上回る場面も見せた2R。トータルジャッジのワンチャンだが、ここまでは堂々たる戦いぶり。
3R。距離を取ってローを入れるモライシュ。渋谷出て行き、組み付こうとするモライシュに膝。しかしモライシュ組み付くとまたバックを狙う。バックマウントに入られそうになったが渋谷立つと正対。クラッチを離さずテイクダウンに行くモライシュ。ケージで耐えていたがダブルレッグで倒された。サイド。ここでモライシュに注意が与えられる?が、セイムポジションから再開。すぐに立つ渋谷。モライシュバックを取るが正対して引き剥がした。モライシュまたタックル。渋谷ちょっと疲れてきたか。簡単に倒される。立ち際にバックを取られる。ネッククランク。強引にチョークを狙うモライシュだが、反転して上になった渋谷。パウンド。ダメージはないが攻勢。ホーン。
ちょっと簡単にテイクダウンを奪われる場面もあったが、まだ余力はありそうな渋谷。あとは一発を当てたい。
4R。足を止めて打ち合い。渋谷右ハイ。が、モライシュすぐに足を使って距離を取る。ミドルを入れる渋谷。モライシュのミドルがローブローになる。すぐ再開。観客を煽る渋谷。会場から渋谷コール。モライシュ右ミドルからタックルへ。そのままスタンドでバックを狙う。渋谷落ち着いて正対し引き剥がした。タックルに来たモライシュを受け止めて膝。セコンドの大沢ケンジは判定を意識して打撃をまとめろという指示。モライシュタックル。ダブルレッグで持ち上げてテイクダウン。渋谷また背を見せて立とうとするがモライシュ四の字バック。しかし反転。ここで渋谷が目をカットしておりタイムストップ。体の血を拭き取るのが日本式。セイムポジションで再開。残り10秒でパンチラッシュする渋谷だがモライシュがしがみついて凌いだ。
リプレイが流れる。モライシュの右ハイをもらった時に左目の上をカットした模様。渋谷大健闘だが、大きなダメージは与えられていないし、このままだと判定は厳しい。勝負に出たい。
5R。最後まで渋谷が出てモライシュが下がる展開。モライシュのタックルを止めると膝を連打する渋谷。モライシュがローブローアピール。タイムストップ。再開。モライシュまた右ハイ。足を使って下げるモライシュにブーイング。パンチを打ち込む渋谷にタックル。倒してバックを取るが立つ渋谷。チョークを狙うモライシュ。凌いだ渋谷が上になる。細かいパウンド・ヒジ。さらにグラウンド膝。自ら立った渋谷。残り1分。モライシュは出て行かない。渋谷もじわじわ間合いを詰めるだけ。時間がすぎる。両者コンタクトがないまま残り10秒。モライシュがカポエイラキック。ゴング。
渋谷が勝利をアピール。大沢ケンジが肩車して走り回る。モライシュはバク宙で余力をアピール。余力があるなら試合で出せという気もするが。
ジャッジ三者ともモライシュを支持し王座防衛。渋谷は最終ラウンド最後に攻めていかなかったし、本気で勝っていると思っていたのか。敵地でジャッジ基準も曖昧なのに、ちょっともったいない。しかし十分以上に手応えは掴んだか。モライシュがあそこまで出てこないのは予想外だっただろう。逃げるモライシュを捕まえきれなかった。
負けた渋谷にインタビュー「世界最強のアドリアーノを、こんだけ追い詰めたのは俺だけ。でも勝ったと思った。もっと試合に出してくれ。どんな場所でも喧嘩できる」
選手が勝ったと思うのはいいけど、セコンドは攻めるように指示を出すべきだったのでは。仮に本当に勝っている展開だったとしても、良くわからないジャッジに勝敗を委ねる方がよっぽどギャンブル。