格闘技徒然草

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★UFC188:第8試合・ヤイール・ロドリゲス vs. チャールズ・ローザ

フェザー級
TUFラテンアメリカフェザー級優勝のロドリゲス。しかしながら、メキシコ vs. ブラジル以外のラテンアメリカ勢で行われたこのTUFは、選手のキャリア的にあまりレベルが高くないと目されている。ロドリゲスの戦績も、TUF決勝以外すべてメキシコローカルで4勝1敗。ロドリゲスが決勝で破ったモラレスも、先週のUFNで同じTUF LATAM準優勝(ただしバンタム級)のキニョーネスに1Rチョークで敗れており、ロドリゲスの実力もいまいちわからない。まだ22歳。
相手のローザはUFC1勝1敗。MMA10勝1敗で、勝った試合はすべて一本・KO。UFCデビュー戦では代役でデニス・シヴァーと対戦し、判定負けでMMA初黒星。2戦目はUFC0勝2敗のソリアーノに3Rチョークで勝ったが、ソリアーノはその試合でリリースされている。ロドリゲスはさすがにこのレベルには勝たないと今後厳しい。
ロドリゲススピニングバックキック。さらに二段蹴り!打撃がヒットしてスリップダウンしたローザ。ロドリゲス飛び膝。ヒットせず下になったがすかさず腕十字。三角に移行。肘を立てて防いでいるローザ。外れた。ローザインサイドからパウンド。ロドリゲスは亀に。ハーフバックから殴るローザだが、ロドリゲス立った。後方に倒したローザ。ロドリゲスはまたガード。肘。三角を狙ったロドリゲスだがローザは膝十字に。浅い。ロドリゲス立つ。ホーン。
1Rは前半打撃をヒットさせ、三角で攻めたロドリゲスと、その後上をキープしてパウンドを入れたローザでジャッジの見方が分かれそうだが、スタンドで有効打もあったのでロドリゲスか。
2R。ロドリゲスが距離を取って打撃を入れていく。ローザは高地のせいもあるのかややスローダウン。左ミドルをボディにもらう。ローザタックル。切られた。バック肘が不発で組み付かれたロドリゲスだが、オーバーフック払い腰で投げる。ニアマウントだが自ら立ってスタンド要求。ローザはカットして顔面が血に染る。さっきのバック肘か?前に出るローザだが、先に攻撃を出すのはロドリゲス。タックルに行くが潰され下に。ローザもう厳しいか。ロドリゲスダブルレッグで倒すが、その勢いのまま後転してマウントに。肘を落とす。ホーン。
2Rもロドリゲス。もうKO出来そうなのだが仕留めに行かない。
3R。ローザタックル。切りきれず下に。ロドリゲスはガードを取って下から肘。パウンドを落とすローザだが、ロドリゲス三角に。抜けた。ロドリゲスまた亀。クルスフィックスを狙ったローザだが、足で絡んでいた腕が抜けて立たれる。ローザタックル。安易に下になるロドリゲス。サイドを取られたが残り80秒。ガードに戻した。上のローザだが、疲れもあって効果的なパウンドが打てない。ホーン。
3Rはローザ。
判定29-28、28-29、29-28の2-1でロドリゲス判定勝ち。
序盤のスタンドでの蹴り技はトリッキーで面白かったロドリゲス。後半の失速については高地だから仕方ない面があるが、テイクダウンディフェンスについてはちゃんとしたレスラー相手だと不安が残る。