格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PANCRASE268:予想と展望

カードはこちら。
http://www.pancrase.co.jp/tour/2015/0705/index.html
今年初めてUFCとバッティングしないパンクラスディファ大会。ほぼ毎週開催しているUFCとバッティングするのは仕方ないにしても、4回中3回がナンバーシリーズとのバッティングだった。
メインは日本 vs. ブラジル4対4の対抗戦。日伯ともにそれぞれ所属はバラバラだし、チームとしての勝敗に意味はないが、日本の選手たちにとっては海外強豪と対戦する貴重なチャンス。
Bellatorファイターのルイス"ベタオ"ノゲイラ対戦するのは、同じBellatorのバンタム級トーナメントに出場し初戦敗退したこともあるパンクラス初参戦の上田。Bellator後、ONE FCでトーナメントを制したが、タイトル戦ではビビアーノに完敗。さらにGRANDSLAMで所を破ったビクター・ヘンリーと対戦するが一本負けで連敗。年齢的に引退もちらついたかもしれないが、新天地での再起を選んだ。パンクラスバンタム級では王者石渡が練習仲間のためタイトル挑戦はないかもしれないが、勝ち続ければヘンリーへのリベンジマッチや、契約しているONEからのオファーもあるかもしれない。
相手のベタオはBellatorでは現在上田と練習仲間の中村"アイアン"浩士に勝利。決勝では敗れたが、それが現在のところ最後の敗戦。どうでもいい情報だが14歳の時に結婚をして15歳で最初の子供をもうけたとのこと。
対抗戦では他にパラエストラ大阪の獅庵も抜擢。前回の荻窪戦ではテイクダウンから固められてパンクラス初黒星を喫したが、スタンドの打撃でのすさまじい攻めでインパクトを残した。相手のディアスは戦績的にストライカーっぽいので、かみ合った試合が期待できる。
カードの中では無差別級の伊藤 vs. 砂辺が異彩を放っている。70kgの伊藤と55㎏の砂辺の対戦は現代MMAでは考えられない。「世界標準」を標榜する酒井パンクラスに反旗を翻すようにも見える砂辺の行動。地上波の実況席ではランキング2位の神部がこの試合を解説することになっているが、twitterではこの試合に対して疑問を呈している。砂辺の考えるパンクラスらしさが伝わる試合ができるかどうかの勝負でもある。
当日会場から実況します。