格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC196:オッズ/予想と展望

コナー・マクレガー 1.24
ネイト・ディアス 4.35

ホーリー・ホルム 1.29
ミーシャ・テイト 3.85

ジャン・ヴィラン2.70
イリル・ラティフィ 1.43

コーリー・アンダーソン 1.32
トム・ローラー 3.35

アマンダ・ヌネス 1.69
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ 2.05

ブランドン・ザッチ 1.33
シアー・バハドゥルザダ 3.20

エリック・シウバ 1.41
ノーディン・テレブ 2.75

ヴィトー・ミランダ 1.33
マルセロ・ギマリャエス 3.20

ダレン・エルキンス 1.91
チャス・スケリー 1.77

ディエゴ・サンチェス 2.35
ジム・ミラー 1.57

ジャスティン・サラス 2.60
ジェイソン・サッゴ 1.48

ジュリアン・エロサ 1.37
石原夜叉坊 2.90

世紀の王者対決が2週間前に流れ、まさかのウェルター級でネイトと対戦することになったマクレガー。以前のアルド→メンデスに比べれば、変更の影響は大きくないが、それでもやはりリスクは高い。いくら2階級上の試合とはいえ、ライト級ランカー相手に負けるようなら、今回中止になったタイトルマッチの権利が剥奪されてもおかしくない。
一方のネイトも、ウェイトについては自身の要望が通ったものの、試合予定がないところで急に決まったものであり、コンディションに不安が残る。ウェルター契約というのも、ライト級に落とせないほどのオーバーウェイト状態という可能性もある。賭け率も今大会で一番の大差に。最初はマクレガー1.6倍、ネイト2.4倍くらいだったのがどんどん開いていて、ブックメーカーによっては今の時点で5倍近くまで開いている。
勝負はやはり打撃。ネイトは過去唯一KO負けしたトムソン戦では、トムソンが距離を取りボクシングでの打ち合いに持ち込ませず、蹴りとテイクダウンを武器に戦って、最後はハイキックからKOした。兄貴同様、パンチでの打ち合いに拘るが、相手に付きあってもらえないと挑発する以外の選択肢がなく、空回りして終わってしまう。
ネイトの戦法は誰が相手でも同じだろうから、マクレガーがどう出るかで変わってくる。ネイトとの打ち合いを避けるのか受けて立つのか。受けて立つ場合、マクレガーにとっては初めて自分よりリーチがある相手との対戦となる。避けるとしても、トムソンのようなレスリング技術がなければ難しいだろう。
マクレガーが打ち合いに付き合えばまず判定はないが、そうでなければ5Rとなったことも影響しそう。マクレガーが勝つとしたら序盤でのKO。ネイトの体調が十分なら、長期戦になればネイト有利と見るが。ウェルターで体格的優位のないマクレガーに、直前出場となるネイトと、あまりにも未知数な部分が多い一戦。しかしオッズほどの差があるとは思えない。今後の展開を考えたらマクレガーの勝利を期待したいが。
ネイトKO勝ちと予想。
メインほどではないが、セミの女子バンタム級王座戦もオッズが開いている。単純な三段論法でテイトに完勝したロンダに完勝しているホルム、と見たらホルムに人気が集中するのは当然だが、MMAファイターとしての完成度はロンダよりテイトが上。ロンダの強引な投げはすべて防いで見せたホルムだが、レスリングがバックボーンのテイトのタックルは防げるか。UFCデビュー戦では、TUFでチームテイトだったペニントンからの5度のタックルをすべて防いでいるが。
テイトが勝つとしたら前半にテイクダウンが取れてそのまま極めた場合で、長期戦になればホルムが打撃で優勢になると予想。
ホルム判定勝ち。
RTUJ決勝で廣田と引き分けUFCとの契約が決まった夜叉坊はUFC初戦がナンバーシリーズに。ファイトパス扱いの第1試合ではあるが、今回もファイトパスプレリムに知名度のあるサンチェス vs. ミラーが組まれていて、普段よりは注目されている。相手のエロサはレベル低めのTUF22での3位決定戦でスプリット判定勝利してUFCと契約した、言わばUFC最下層レベルの選手。しかしその相手にもアンダードッグというのが現在の夜叉坊の評価。本来バンタムの夜叉坊に対し、相手のエロサはライトでも戦っていた選手で、リーチ差は17cmもある。夜叉坊は打ち合いに持ち込みたいが、打撃戦となったとしても厄介な相手。
第1試合開始は5日午前8時半から。速報します。