女子バンタム級。
日本大会以来1年半振りの試合となる中井。日本ではミーシャ・テイト相手に全く勝ち目は見えなかったものの、実力差を考えたら判定まで持ち込むだけでも健闘と言えた。しかしどうみても完敗の内容なのに試合後にはセコンドのワイルド宇佐美が判定に抗議し提訴するとコメント。本当に提訴したのかは不明だが、インターバルが開きすぎてしまった。
相手はシーザー・グレイシー・アカデミーのスミス。前戦では耳がちぎれかける状態となりドクターストップ負けし、こちらも1年4ヶ月ぶりの試合となる。UFC1勝2敗で、ジェサミン・デュークをボディブローでKOしている。
とても同じ階級に見えない体格差。サークリングする中井だがスミスがパンチを打ち込んでいく。中井もパンチを打ち込むが遅い。打ち合い。右をもらった中井。スミスが出てくるところにタックルを合わせようとしたが止められる。中井の左がヒット。組んだ中井は膝を入れるが、身長差があるため効果的ではない。しかしそのままケージに押し込むと投げに。凌いだスミス。離れる。中井がボディストレートを打ち込もうとするが距離があり届かない。スミスの右がヒット。ワンツーをもらうが中井下がらない。しかしタックルは読まれている。タイミングよくタックルに入って倒したがその前にホーン。
1Rはスミス。中井はタックルしかないのが読まれているので厳しい。
2R。スミスがワンツーを入れると中井タックルに行くが読まれている。シングルレッグ。倒した！ハーフだが脇を差されている。立とうとしたスミスだが押さえこんで立たせない。スミスの下からのセンタクばさみを外してサイドに。スミスケージを蹴って脱出しようとするが立たせない。肩固め。形には入っているが浅いか。ケージを蹴って後方回転したスミスが脱出。パンチを打ち込んだが中井組むと大腰で投げてテイクダウン。ハーフ。サイドから殴る。ホーン。
2Rは中井。
3R。体勢を低くしてタックル警戒のスミス。ダッシュして四つになった中井が投げを狙うがスミスこらえて離れた。パンチを打ち込む中井だが組んで押し込んだ。クリンチアッパー。しかしスミスが振りほどいて連打を入れる。アッパーを入れるスミスにシングルレッグから押し込み。またシングルレッグ。ケージでこらえるスミス。大腰で投げた！亀になるスミス。中井背中をホールドして立たせないようにしているがタイムアップ。
最後はテイクダウンを取ったが押さえ込むのに精一杯でダメージは与えられなかったし、押さえ込んでいた時間もそれほどではなかった。
30-27、29-28×2でスミス勝利。
フルマークはどうかと思うが、負けは仕方ない。
