格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PANCRASE285:セミファイナル・神酒龍一 vs. マモル

フライ級タイトルマッチ5分5R。
修斗王者同士のKOPタイトルマッチ。神酒が修斗のタイトル戦線で戦っていたころにはマモルは修斗本戦からは遠ざかっており対戦経験はなし。VTJで行われたフライ級トーナメントでは対戦の可能性もあったが、ともにシーザー・スクラヴォスに敗れて実現せず。
5月に40歳となるマモルはパンクラスでの4戦がすべてスプリット判定。唯一の敗戦となった安永戦では、打ち合わずにステップを続ける安永を捕まえることができなかったが、判定には異論もあった。その安永と5Rの王座決定戦で対戦した神酒は、後半失速した安永から完勝。しかし、前回は3分3Rで古間木にまさかの判定負けという失態を喫している。
マモルがプレッシャーをかける展開。マモルの左ミドルからのバックブローがヒットし一瞬ぐらついた神酒だがタックルで凌ぐ。その後は神酒がパンチを入れていく展開。オープンスコアは二者マモル、一者神酒。
2R。前に出るマモルだがヒットは神酒のジャブ。手数で負けているマモル。2R三者神酒。
3R。マモルが先に手を出していく。ミドル・ハイ。タックルも見せるが神酒切る。ジャブを入れる神酒だが3Rはミドルの手数でマモル。
4R。マモルのミドルに対しパンチを打ち込む神酒だがタックルでは倒せず。神酒のジャブ vs. マモルのミドルという展開が続く。タックルを仕掛けていた神酒だがすべて切られていたためか、このラウンドも三者マモル。
ここまでのオープンスコア。
1R二者マモル一者神酒
2R三者神酒
3R三者マモル
4R三者マモル。
この時点で39-37マモル×2、38-38イーブン。神酒の判定勝ちはほぼない。10-8でドロー防衛という状況。しかし神酒手数が足りない。10-8ではなくKO狙いなのか。だとしても前のラウンドと展開が変わらなすぎる。終盤になってようやく攻めこみパンチをヒットさせる神酒。マモル打たれて消耗するもパンチを打ち返す。神酒が初めて差のあるラウンドとしたが倒せないままタイムアップ。
判定スプリットでマモル勝利。
KOしないと勝てない神酒がタイムアップの瞬間なぜかガッツポーズ。最後に倒しに行かなかったのは計算ミスなのか余力がなかったのか。