格闘技徒然草

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★UFC210:第1試合・ジェネル・ラウサ vs. マゴメド・ビブラトフ

フライ級。
フィリピンのラウサは昨年地元フィリピン大会でデビュー予定だったもののイベント中止で翌月の豪州大会に延期。お荷物中国人ファイターのヤオ・ジークイ相手に得意の打撃で打ち勝ってフルマーク判定勝ちしたものの、テイクダウンされた際にはパウンドを打たれるままで不安が残った。
UFC初参戦となるロシアのビブラトフはWSOF初代フライ級王者。もっとも、WSOFは15年10月の一度きりの出場で、その時にドノヴァン・フリローとフライ級王座決定戦で対戦し判定勝ちしている。主戦場はロシアのAkhmat Fight Showで、MMA13戦全勝。Kik-Jitsuで4度の世界王者、ケンポーではヨーロッパおよび世界王者、UKADOではロシアおよび世界王者に何度もなっているとのこと。UKADOがどういう競技かは不明だが、Kik-Jitsuの試合はボクシンググローブ着用で寝技もあるルールの模様。
スピンキックを放ったビブラトフだが空振り。パンチからタックルに。受け止めたラウサだがビブラトフ膝を入れて離れる。ラウサ距離を取る。間合いに入らず打ち合わない展開。特にラウサ全く手が出ない。ビブラトフバックブロー。押し込んで膝を入れたがローブロー。再開。ビブラトフバックキック。遠距離から回転系の打撃を出すがちょっと距離が遠い。最後にタックルに入ったビブラトフだがホーン。
1Rビブラトフ。
2R。打撃戦から膝を打ち込んだビブラトフ。ラウサ押し込んだが離れた。ビブラトフ浴びせ蹴りもクリーンヒットせず。ローが急所に入りまたタイムストップ。ビブラトフに減点1。再開後すぐにタックルに入ったビブラトフ。テイクダウン。パスを狙うビブラトフ。狙いながら肘。ガードで凌ぐだけのラウサ。インサイドからガンガン肘を落とすビブラトフ。ホーン。
2Rもビブラトフ。
3R。ビブラトフパンチからタックルに。ギロチンに抱えたラウサを抱え上げてテイクダウン。サイド。ガードに戻したがまた肘。パスは防いでいるラウサだったがビブラトフ一気にマウントに。肘。ガードに戻したラウサだがそこまで。インサイドから殴っていくビブラトフ。そのままタイムアップ。
三者29-26×3でビブラトフ勝利。
ビブラトフ、打撃は鋭かったが有効打は少なかった。テイクダウンからのパウンドで勝ったが、相手がラウサなので、このスタイルで上位相手に通用するかは不明。