格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★バンタム級GP一回戦で堀口vs所。大塚と石橋がGP参戦。北岡vs矢地決定。天心vs紀左衛門はルール検討中。

RIZINバンタム級(61kg)トーナメント一回戦 5分2R(延長1R)
堀口恭司
所英男

RIZINバンタム級(61kg)トーナメント一回戦 5分2R(延長1R)
大塚隆史
アンソニー・バーチャック

RIZINバンタム級(61kg)トーナメント一回戦 5分2R(延長1R)
石橋佳大
カリッド・タハ

70kg契約 1R10分・2R5分
北岡悟
矢地祐介

ルール等未定
那須川天心
才賀紀左衛門

女子88kg契約 5分3R
KINGレイナ
レイディー・タパ

女子49kg契約 5分3R
山本美憂
キャシー・ロブ

バンタム級GPは16名参加ではなく2名が準々決勝からのワイルドカード枠で、一回戦は計6試合のみ。うち3試合は10月大会(日時・場所未定)で行われるとのことで、7月に行われるGPの試合はこれで全試合となる。また、GPは5分2R+延長1Rで行われる。
優勝候補筆頭の堀口の相手はいきなり最も知名度のある所に。所は堀口のかつての師匠であるKIDとの対戦をアピールし、同じくかつての弟弟子であるアーセンを昨年の大晦日に破っているという因縁もある。
バンタムでの戦いとなる堀口だが、所も本来はフライ級の選手で、体格的な不利はない。インパクトのある勝ち方をして、堀口の実力をアピールするためのマッチメーク。所は言わば咬ませ犬で、周囲からもこの試合を受けないようにアドバイスされたとのこと。厳しい戦いが予想される。
修斗環太平洋王者・DEEP王者も参戦。DEEP王者大塚は先々週に石司をスプリット判定で下し王座防衛に成功したが、2年半前にパンクラス王者石渡に1RKO負けしており、その後の試合でもまだその負けから挽回できていない。また、DREAMには4度参戦したが全敗。元UFCファイターのバーチャック相手は厳しいが、勝てば今までのイメージを変えることが出来るハイリターンな試合。
修斗以外での試合が初めてとなる石橋は、過去には堀口と対戦し敗れている。デビューから5戦で1勝4敗と結果を残せず、そのままフェイドアウトも考えていたが、1年半のブランクを経て復帰するとそこから5連続一本勝ち。環太平洋王者根津へのタイトル挑戦はKO負けしたが、根津が返上したタイトルを岡田と争い、一本勝ちでタイトルを獲得した。しつこくテイクダウンを仕掛けて最後はフィニッシュする激闘型グラップラー
相手はドイツのカリッド・タハ。10戦全勝の24歳で10勝中8つが一本・KOとこちらもフィニッシュ率が高い。しかし直近の試合で対戦しスプリット判定勝ちした相手以外は、対戦相手はすべて5勝以下で、ヨーロッパの試合のみということもあり、レベルが今一つ掴めない。
もう1名はシードではなく「ワイルドカード」という名称ではあるが、一回戦を免除されるので実質的にはシードと同じ。堀口が一回戦からなのに、シードされる選手がいることは納得いかないが、最初からトーナメントの枠組みが決まっているのはいい。いつも、トーナメントと言いつつ、勝ち上がるごとに主催者の思惑が透けて見える組み換えが行われて萎えるので(まあ、ワイルドカード枠と堀口 vs. 所の勝者との対戦が最初から決まってるのは思惑が透けて見えるが)。
世界中から応募が殺到した割には、海外からの新規参戦選手はタハのみ。ワイルドカードというのも、魅力がある選手を揃えられなかったための措置では。もうちょっとビッグネームの参戦を期待していたので残念。10月予定のBブロックで金原の出場を期待。ビビアーノやスーチョルが出てくればワールドワイド感が出てくるが難しいか。HERO'SやDREAMのトーナメントでは敗者復活の常連だった所は、負けてもBブロックのワイルドカードで復活しそう。
北岡と矢地はともにクルックシャンクに激勝した者同士で、実質RIZINライト級No.1決定戦。出し惜しみなしだが、RIZINライト級はクルックシャンクもアンディ・サワーフェイドアウトしている状態なので、もうちょっと外国人を呼んできて階級を盛り上げて欲しかったとも思う。
山本美憂の相手は2勝5敗のキャシー・ロブ。山本に勝っているアンディ・ウィンと今月6日に対戦したが敗れている。GP査定試合の相手としてレベルはどうかと思うが、42歳で戦績0勝2敗の山本の相手としては妥当か。今はとにかくキャリアを積むことが大事な山本母子は6月にアメリカで試合をするとのこと。どうせなら日本でやればいいと思うが。
KINGレイナの相手は、1年半前にギャビとMMAデビュー戦対決で敗れたレイディー・タパに。ギャビ戦の前から柔術を習っていて青帯だが、ギャビ戦以降MMAの試合は行っておらず、アルバイト感覚である懸念は否めない。KINGレイナは結局この女子版メガトン路線要員か。フェザーやバンタムに落としてInvictaでタイトルを狙うよりは楽な道だろうが。体格差はかなりあるが、技術がないのでまた組んで投げて終わりだろう。
先日のRISEで天心と対戦アピールした紀左衛門は念願かなって試合が組まれたものの、ルールはこれからファンの声も聞いて検討するとのこと。しかし紀左衛門は58kgから落とせないので実質的な体重ハンデとなる。負けた上に地上波でもダイジェスト扱いだった紀左衛門相手に体重まで譲歩するのが釈然としないが、天心はRIZINではずっと咬ませ犬との試合だったので、RIZINレギュラーで手が合う紀左衛門との試合は、今のキャリアとしてはちょうどいいか。
いつになく発表が早くすでに7試合。追加はあと3試合程度とのこと。去年まで中心だった重量級路線がパッタリと途絶えたのは、重い階級はファイトマネーが嵩むからではと思ってしまう。
名前が出ていない選手では、レギュラー参戦選手のRENAが7月7日のGirl's S-cupに出場するため出ない見込みとのこと。川尻は榊原委員長から休みでいいだろうという無情の宣告。クロンは今回も休みか。宮田が試合できるなら宮田との試合が見たかったが、お高いのか?
開始時間は今まで15時だったが、今回は14時から。前回は19時からのフジの中継にセミやメインがかぶっていてしまっていて、最初から放送枠には乗らない扱い*1だったが、今回はメインまで放送枠に乗りそう。ただ、まだどの時間帯で放送されるかは不明。同日はUFC214も予定されていて、14時過ぎまで行われるので、RIZINの序盤とバッティングするおそれがあるが。

*1:ダイジェストでは放送された