フェザー級。
地元ニューヨーク・チームタイガー・シュルマン所属のバーゴスはUFC2連勝中で、過去2戦に続いて地元で試合が組まれた。MMA9戦全勝。前回はチャールズ・ロサをパンチでKOしてPOTNを獲得している。
ペペイはTUFブラジル1の準優勝で、UFCでは最初の4戦で1勝3敗だったが、その後は前座戦線ながら4勝1敗（4勝はすべてフィニッシュ）。柔術・ムエタイがバックボーンで下からの仕掛けでも一本を取れるファイター。
ペペイオーバーハンドの右、バックブローと先に手を出していく。鋭いジャブ。じわじわ出たバーゴスがワンツーを入れる。蟹挟みを狙ったペペイだが空振り。立つとまた打撃戦。大振りのペペイに対し、しっかりとジャブ・ワンツーを入れていくバーゴス。ペペイタックル。シングルレッグで倒そうとしたが、切ったバーゴスが顔面に膝！ダウンしたペペイ。グラウンドには行かず立たせたバーゴス、またパンチを打ち込み、ペペイのパンチをかわして右をアゴにヒットさせてダウンを奪う。またも立たせたバーゴス。さらにパンチで出るがペペイクリンチで凌ぐ。スタンドでバックに回り倒そうとするが正対して引き剥がしたバーゴス。パンチを打っていくペペイだがボクテクに差がありバーゴスのパンチをもらっている。ペペイはそれでも大振りのパンチを出していく。パンチにタックルを混ぜたがケージで耐えるバーゴス。ホーン。
1Rは10-8あるかもしれないバーゴスのラウンド。
2R。ペペイバックキック等派手な打撃を打ち込む。しかしまたバーゴスが確実にジャブ、ワンツーで削る。ペペイ組みつくと引き込み。が、すぐ立って付き合わないバーゴス。パンチオンリーのバーゴスだが圧し続ける。バーゴスはタックルからまた引き込んだがパウンドを入れてすぐ離れ、徹底して寝技には付き合わないバーゴス。ペペイはまたタックルから引き込むが、つきあってもらえずブレイク。スタンドで打撃戦。ペペイヒット率に大きな差があるが、それでも何発かはヒットしている。正面から打ち合い。やはり劣勢のペペイ、残りわずかでタックルから引き込み。バーゴスがパウンドを入れてホーン。
2Rもバーゴス。
3R。ペペイオーバーハンドの右をひたすら打ち込む。まだヒットすればわからない。しかしヒットせずジャブをもらう。ジャブで削られていく。ペペイの振りかぶっての右は動作が大きすぎてすべてかわされる。ジャブを打ち込み続けるバーゴス。ペペイシングルレッグに。ケージに押し込んだがバーゴス切って引き剥がす。残り1分。これまでヘッドハンティング一辺倒だったバーゴスが左ボディを入れるとペペイ悶絶してダウン！バーゴスまた立たせた。パンチを打ち込んだバーゴス。ペペイ引き込むが、残り時間わずかでバーゴスは立たずにパウンドラッシュ。しがみついてしのごうとするペペイ。パウンドで追い込んだがタイムアップ。
30-26×2、29-28の3-0でバーゴス勝利。しかしペペイに入れるラウンドはどこにもないはずだが。
ボクシングだけで圧倒したバーゴス。リスクを避けた結果かもしれないが、もうちょっと寝技に付き合えればフィニッシュできたと思うのでもったいない。
