格闘技徒然草

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UFN134:第4試合・ジャスティン・レデット vs. アレクサンダル・ラキッチ

ライトヘビー級。

レデットは重量級に多い他競技からの移行組。大学まではバスケットボールをしていた。MMAは無敗でUFCでも3連勝中だが、前回は明らかな格下相手に仕留めに行こうとせず、上位で戦うには内容が物足りない。

ラキッチは昨年9月のUFCデビュー戦で現在PFLヘビー級リーグ戦を2試合連続1RKO勝利で勝ち上がっているフランシマール・バローゾにスタンドの打撃の手数で上回り判定勝ち。地元オーストリアでキック王者になっている。

長身のラキッチがプレスしていく。ロー。さらにパンチ連打を打ち込む。またロー。かなり重そうで会場沸く。レデット前に出るとタックルに入るが止められる。引き込み気味に下になったレデット。ハーフにしてパウンドを打ち込むラキッチ。レデットは腕をホールドしてディフェンス。ケージで立とうとするが足を持って立たせずパウンドを落とすラキッチ。ケージを蹴って体勢を変えたいレデットだが返せず下に。ラキッチパウンド連打。足で距離を作り立とうとしたが立たせないラキッチ。肘連打。残り10秒でパウンドラッシュ。ガードを固めて凌ぐレデット。ホーン。

1Rラキッチ。

2R。スタンドで下がらず前に出てパンチを打っていくレデット。しかしリーチに勝るラキッチは距離をキープしローやパンチを入れていく。飛び込んだレデットだがラキッチのパンチをもらう。さらにローで足を払われスリップダウン。ラキッチまた上に。パウンドを打ち込んでいく。下から足を抱えてスイープしようとしたレデットだがラキッチのベースを崩せずパウンド連打をもらう。ハーフにして殴るラキッチ。足をさばいてパス。背後から殴っていく。足関を狙ったレデットだが逃げられまた上から殴られ続ける。心が半分折れてそう。逃げられず耐えるだけになっている。ラキッチもパウンドをまとめたらストップできそうだが、削り続ける。ホーン。

3R。レデット玉砕覚悟かパンチで出ていく。ラキッチのタックルは切ってギロチンに抱えるが、振りほどかれると右をもらいバランスを崩した。ラキッチ組んで大内刈りテイクダウン。またレデットのガードの中から殴っていく。密着しながらパウンド・肘。距離ができると強いパウンドを落とす。立とうとしたレデットだがラキッチが多々せず上をキープ。もはやKOされないことに意識が傾いているレデット。下からホールディングでパウンドを防ぐ。立ち上がってパウンドを落とすとレデットは背を向けて立とうとするバックから投げたラキッチ。レデット立ったがまだバックを取られている。そのまま殴るラキッチ。最後に向き合って殴り合ったがタイムアップ。

判定30-25、30-24×2の3-0でラキッチ圧勝。欲を言えばフィニッシュを狙ってほしかったが。前座戦線ながら3連勝のレデットを圧倒したのは今後に期待できる。