格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC230:セミファイナル・クリス・ワイドマン vs. ホナウド・ジャカレイ

ミドル級。ランキング3位ワイドマン、5位ジャカレイ。

ワイドマンがタイトル陥落したロックホールドとの再戦が組まれていたが、ロックホールド欠場によりジャカレイ戦に組み換え。

ワイドマンはタイトル陥落から3連敗していたが、昨年7月にケルヴィン・ガステラムに勝利し復活。当時はガステラムがまだウェルターから階級を上げて3戦目でそこまで評価が高くない頃だったが、ガステラム戦が物差しになっているのか、オッズではワイドマン優勢。地元ニューヨークでの試合はこれで4戦連続。

ジャカレイはタイトル挑戦目前まで何度も言っているが、その度に惜しい星を落としてしまっている。昨年4月には現王者のロバート・ウィテカーに2RKO負け。その後、デレク・ブランソンに勝利したが、前回のガステラム戦はメディアのジャッジも真っ二つになる接戦の末スプリット判定負け。これでタイトル戦線からは大きく後退したかと思われたが、ロックホールド欠場で上位ランカーと対戦するチャンスを掴んだ。

頭を振りながら前に出ていくジャカレイ。間合いが詰まり、ワイドマンは首相撲から膝。ジャカレイはパンチを打ち込み外す。パンチで出ていくジャカレイだが、ワイドマンがパンチを打ち込むと右がヒットしジャカレイぐらつく。しかしジャカレイもまた前に出てパンチを打ち込む。ワイドマンのパンチをブロッキングで防ぐ。間合いを詰めるジャカレイ。ワイドマンは距離を取りパンチを出していく。ジャブで鼻血を出すジャカレイ。ジャカレイの左ボディがヒット。ワイドマン下がって距離を取る。両者のパンチが相打ち。ホーン。

1R有効打でワイドマン。

2R。ワイドマンロー、パンチを打ち込む。ジャカレイちょっと打たれてる。ジャカレイ引かずに出てパンチを打ち込む。左ボディ。重いパンチで出る。ワイドマン嫌って距離を取る。ジャカレイ何度も左ボディを当てている。首相撲に捕らえたワイドマン。膝。ジャカレイちょっと消耗。止まったところでワイドマンがパンチを打ち込む。口が開いているジャカレイ。しかしまたパンチで出ていく。クリンチからアッパー連打。振りほどいたワイドマン。ジャカレイ後退して休む。ワイドマンも休んでいるのか見合いが続く。また出てきたジャカレイ。ジャカレイの左ハイ。しかしガードされるとバランスを崩しスリップダウン。ワイドマンバックを狙ったがジャカレイ立って正対。投げてまたバックに回ったワイドマンだが、ジャカレイは前転するとスクランブルで立った。ホーン。

2Rは僅差のラウンド。ややジャカレイが動きを止めてしまう場面があったが、スタッツではジャカレイの有効打が上。

3R。間合いを詰めるジャカレイ。ワイドマンがパンチで止めようとするが構わず出てパンチを打ち込む。が、打ち終わった後休むジャカレイ。そこでワイドマンがパンチを入れる。右肘。ジャカレイまた止まった。ワイドマンがガードの上からジャブを入れていく。ワイドマンのパンチをヘッドムーブで交わすと出ていってパンチ連打するジャカレイ。左ボディ。右が入ってワイドマン仰向けにダウン!終わったかと思ったがレフェリー止めてない。アンクルピックに入るワイドマンに鉄槌を入れるジャカレイ。ようやくストップ。

削り合いを一発で制したジャカレイ。

ジャカレイ「鼻の骨は折れてないと思う。クリスにお礼を言いたい。大好きな選手でヒーローだ。KOで勝ったが、最高の選手だと思っている」