格闘技徒然草

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TUF28フィナーレ:第1試合・ラオーニ・バルセロス vs. クリス・グティエレス

バンタム級

5歳から柔術を始め、ノーギでは黒帯の部でブラジル王者に。レスリングでも南米王者になっているというトップグラップラーのバルセロス。7月のUFC初戦は階級上のフェザーでの試合だったが、UFC再デビュー戦のカート・ホロボウ相手に打撃勝負で優勢に試合を進め、3Rにパンチでダウンを奪ってKO勝ち。

27歳のグティエレスはこれがUFCデビュー戦。10月19日にLFAで試合をしてから40日ちょっとでの連戦となる。MMA戦績は12勝2敗1分け。離婚し、シングルファーザーとして息子を育てている。

手を出さずにじわじわプレスしていくバルセロス。グティエレスはケージ際をサークリングしながらパンチを出していく。手数ではグティエレスだが押しているのはバルセロス。しかし今日はかなり手数が少ない。ケージまで追い込んだところでパンチを入れると、組んですぐ投げた。テイクダウン成功。スクートで足を蹴っていたがガードに入るとパウンド。自ら立つとまた足を蹴る。担ぎパス。サイド。残り1分。マウントを狙ったがグティエレスの足に阻まれるとまた自ら立つ。グティエレスも立ってスタンドに。ホーン。

1Rバルセロス。グラップラーらしからぬ戦い方。

2R。また詰めていくバルセロス。手は出さない。グティエレスがケージを背にしたところでタックル。テイクダウン。インサイドから肘を打ち込む。パウンドを落とすが上のバルセロスが出血。しかしパス。背中を向けたグティエレスのバックにつく。チョークを狙うが正対したグティエレス。ハーフに。バルセロス肘。パウンド。ガードに戻すグティエレスだが、休まずパウンド落とす。グティエレスが立とうとした瞬間に素早くバック奪取。チョーク!タップアウト!

前回は完全にストライカーの戦い方だったバルセロスだが、今回はスタンドではプレッシャーをかけるだけで打ち合いはせず。1Rはあまりグラウンドでも攻めなかったが、2Rにテイクダウンするとパウンドで体と心を削った上でチョークでフィニッシュし完勝。

グティエレスはいいところを見せられず。