格闘技徒然草

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TUF28フィナーレ:第4試合・ユリア・ストリアレンコ vs. レア・レットソン

TUF女子フェザー級トーナメント3位決定戦。

日本のSEI☆ZAに所属していたユリア・ストリアレンコ。35歳と若くはないが、MMA4勝2敗以外にSEI☆ZAルールで4戦全勝。さらにラウェイにも2度出場しいずれもKO勝ちしている。柔術茶帯リトアニア出身として初のUFCファイター。なお、女子ストロー級王者のローズ・ナマユナスはアメリカ生まれのアメリカ国籍だが両親がリトアニア人。

レットソンはMMA4勝1敗の26歳。4勝中3KO。デビュー戦にスプリット判定負けして以降は4連勝。20歳までは空手とテコンドーを学び、空軍のトレーニングでキック・MMAを学んだ。トーナメントではメイシー・チアソンに1RKO負け。

やはり二人とも腹回りが緩めでバンタムまで落とせそうな感じがする。

バックブロー、バックキックを放つユリア。打撃を積極的に出しているが、パンチはレットソンの方がコンパクトで鋭い。前蹴りでバランスを崩したユリアだがすぐ立つ。魅せ技のようなバックスピンキックを出すユリア。しかしレットソンが間合いを詰めてワンツーを入れる。ユリアのオーバーハンドの右が単発でヒット。パンチの精度で勝るレットソンが左を入れてケージに押し込む。引き剥がしたユリアだが左をもらった。打撃戦のままホーン。

1Rレットソン。寝技も強いはずのユリアだがテイクダウンに行く気配はない。

2R。打撃戦を続けるユリアだがやはり劣勢。初めてタックルに入ったが、距離が遠すぎて切られた。右ハイを打ち込むが、打ち終わりにレットソンのジャブをもらう。肘で飛び込んだユリア。またタックル。シングルレッグ。が、潰されて下になる。グラウンドには付き合わず立たせたレットソン。スタンドではまたパンチを貰うユリア。手を出してもレットソンにバックステップでかわされ、カウンターを貰った。ホーン。

2Rレットソン。ユリアジリ貧。あのタックルでは寝技に持ち込めそうにないし、厳しくなった。

3R。飛び込んでパンチを出すユリアだが当たらずレットソンのパンチをもらう。パンチのフェイントで飛び込んだユリア。ボディロックからテイクダウン!レットソンに立たれる。首を抱えてギロチンで引き込む。しかしレットソンは親指を立てて入ってないとアピール。抜けた。ユリアのガード。ハイガードで仕掛けを作るが密着して外すレットソン。上になっても動けないレットソンだが、レフェリーからブレイクがかかる。2回転スピンキックを放ったレットソン。ユリアもパンチを返すが、レットソン優勢のままタイムアップ。

29-28ユリア、29-28×2のスプリットでレットソン勝利。

ユリアの手数を取ったジャッジもいたか。メディアのジャッジは30-27と29-28の違いはあるがすべてレットソン支持。

Leah Letson def.  Julija Stoliarenko :: TUF 27 Finale :: MMA Decisions