ミドル級だったがジャック・マーシュマンが2ポンドオーバーしキャッチウェイトに。両者ともにウェールズの出身。
マーシュマンはUFC2勝3敗。打撃は強いが、寝技に穴がある。昨年3月のロンドン大会でも減量の失敗で試合が消滅しているが、今回も地元イギリスで計量失敗。元軍人でパラシュート部隊に所属していた。
SBGアイルランド所属のフィリップスはUFC0勝2敗。ホワイト・マイク・タイソンのニックネームを持ち21勝中18KO・3一本勝ちだが、やはり寝技に穴があり、UFCでの2敗はいずれも一本負け。
フィリップスがパンチで出るとケージに押し込んだが離れる。マーシュマンがタックルに入ったがフィリップスはギロチンを狙う。すぐに振りほどいて離れたマーシュマン。フィリップスの右がヒットしマーシュマンダウン!KOではないが追い打ちに行かず立たせたフィリップス。スタンドで出られないマーシュマン。フィリップスが詰めていく。マーシュマンサークリング。ホーン。
1Rフィリップス。
2R。やはり下がり続けるマーシュマン。フィリップスも間合いを詰めるが手が出ない。マーシュマンの右が入ってスリップ気味に倒れたフィリップスだがすぐ立つとまた出ていく。サークリングしながらジャブや左ボディを出していくマーシュマン。下がっているが手は出している。フィリップス追いかけて右ボディ。フィリップスが来いと挑発するが出ないマーシュマン。ホーン。
2Rはマーシュマン。
3R。マーシュマンやはりサークリング。フィリップスは出ていくがただ追いかけるだけ。マーシュマンのアウトボクシングが続く。フィリップス追いかけて左フックがヒットするが単発。ケージに詰めてパンチを出したが空振り。残り10秒。マーシュマン、一見足をを止めて打ち合っているように見えるが間合いの外。タイムアップ。
3Rのヒット数ではマーシュマンだが…。
29-28、28-29、29-28のスプリットでマーシュマン勝利。
会場はブーイング。逃げ続けていたマーシュマンだがヒット数で上なのでこういう結果も予想できていた。得意の打撃で逃げ続けるのは勝っても評価が下がったが。フィリップスも足を使ってアウトボクシングする相手に工夫がなさすぎ。