女子ストロー級。
MMA2勝1敗の成績でTUF20の女子フライ級王座決定トーナメントに出場したウィットマイアー。TUFでは準決勝敗退し、UFC本戦でも一本負けしたが、その後本来のストロー級に戻し2連勝中。前回はMMA無敗のロシア人・アレクサンドラ・アルブにテイクダウンからバックマウントを奪ってのチョークでデビュー以来初めての一本勝ち。
ブラジルのヒバスはこれがUFCデビュー戦。2年前にデビュー戦が組まれていたが、USADAの検査で陽性となりいきなり出場停止。その後、汚染されたサプリメントが原因と証明されたが、結局デビューまでは出場停止されたのと同じくらいブランクが開いてしまった。3年ぶりの試合となる。MMA戦績は6勝1敗で、唯一の敗戦は後のUFCファイター・ポリアナ・ヴィアナ（UFC1勝2敗）に1RKO負けした試合。バックボーンは柔術・柔道。
パンチで距離を詰めるとタックルに入ったヒバス。投げを仕掛けてバックに回ると背中に乗り、背負われたままチョークに。顎の下に手が入らずフェイスロック。ウィットマイアーちょっと苦しそうだが倒れると決まってしまうので立ったままこらえている。外れたがなおも背中に乗ってチョークを狙うヒバス。倒れてグラウンドに。四の字バック。ウィットマイアー反転に成功。パウンドを狙うがヒバスは下から蹴り上げで防ぐ。ガードに入ったウィットマイアー。ヒバスはガードでホールディング。下から肘やパンチも出していくが立とうという動きがない。ホーン。
1Rは攻めていた時間の長さでヒバス。
2R。肩をいからせた構えでパンチで出ていくヒバス。右が顔面を捕らえると左ボディ・右フックのコンボがヒット。そのまま組んでケージに押し込み。また投げからバックに回ったヒバス。バックマウントを狙う。ウィットマイアー正対したがマウント！パウンドラッシュされまた背を向けるウィットマイアー。バックマウントからチョーク！タップアウト！
ヒバスなかなかいい選手。打撃・投げ・フィニッシュとすべてでウィットマイアーを上回った。しかし1Rを見る限り下になった時の対処に不安が残る。いたずらに下のポジションで時間を使うより脱出した方がいいと思うのが、そういう動きがなかった。
