格闘技徒然草

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UFC on ESPN+17:第4試合・セルジオ・ペティス vs. タイソン・ナム

フライ級。ペティスは5位。

10代でUFCと契約し、不動のランキング1位だったベナビデスに勝利したペティス弟だが、ジュシー・フォルミーガに敗れると、フライ級廃止騒動もあって階級をバンタムに戻した。しかしバンタム級の初戦ではロブ・フォントに判定負け。今回から再びフライ級に戻す。母親がメキシコ人なので、メキシコは準地元。

本来はメキシコのアレックス・ペレスと対戦予定だったがペレスが負傷欠場。代役としてUFCデビューが決まったのはハワイ出身のタイソン・ナム。2012年、当時Bellator王者だったエドゥアルド・ダンタスに修斗ブラジルで1RKO勝ちしたことで話題となる。その時にUFCが獲得の意向を示したものの、その時点ではBellatorに契約があり、参戦は実現せず。直後に契約したWSOFではマルロン・モラエスにKO負けするなど2連敗でリリース。2017年にはロシアのFNGに参戦し、堀口に判定負けしUFCをリリースされた直後のアリ・バガウティノフと対戦。3R残り1秒でハイキックを決めてKO勝ちした。35歳で現UFCフライ級最年長。選手としての全盛期は過ぎているが…。

1R。両者牽制の打撃を入れていく。ナムがじわじわ詰めてきた。ケージ際まで下がるペティス。ナムが組んで押し込むがペティス引き剥がした。打撃をうちながら出ていくナム。ペティスはアリシャッフルからバックキック。距離を詰めてくるナムに飛び膝を放ったペティスだが、バランスを崩してよろける。ホーン。

1Rはヒット数でペティス。

2R。ナムが圧力を強めて手数を増やしてきた。ナムの右がヒット。ペティスは下がりながらもパンチをヒットさせていく。ペティスのテンカオがヒット。ナムまたケージに押し込む。すぐ離れた。バックスピンキックをヒットさせたペティス。ナム出ていくがヒット数はペティスが上。センチャイキックを見せたペティス。そのまま倒れて下になるがホーン。

2Rは僅差。

3R。どんどん間合いを詰めてくるナム。組んで肘を一発入れたペティス。連打をヒットさせたペティスだがナム下がらない。出てくるところに左ハイを入れたがナムはワンツーを返す。ナムまた押し込むと離れ際にパンチを打ち込む。残り1分。ペティスの前蹴りが顔面にヒット。ナムが前に出てパンチを打ち込んでいくが、会場はKOを予感させない展開にブーイングが飛んでいる。タイムアップ。

三者フルマークでペティス勝利。

一発のあるナムだが今回は不発に終わった。