初代王者のエスパルザだが、初防衛戦でヨアンナにKO負けし王座陥落。その後は勝ったり負けたり。レスリングバックボーンでテイクダウンして固めて勝利するスタイル。UFC初戦の王座決定戦のみ一本勝ちで、その後の勝利はすべて判定。
地元のグラッソはボクシングバックボーンで、UFC参戦初期からプッシュされており、2戦目でいきなりセミに抜擢されたが判定負け。その後も体重オーバーしたり、タチアナ・スアレスに1R一本負けしたりと期待に応えられない状態が続いたが、前回はタイトル挑戦経験のあるカロリーナ・コバケビッチにスタンドで打撃をヒットさせ続けて完勝。
グラッソの左がヒット。エスパルザはいかにもグラップラー的なパンチを打ち込む。右がヒット。ジャブからワンツーを入れたグラッソ。エスパルザダッシュしてタックル。倒したが勢いを利用して上を取り返そうとするグラッソ。エスパルザこらえた。下から蹴って距離を作り立ったグラッソ。エスパルザすぐにタックルに入るが、グラッソ受け止めて投げた。またタックル。受け止めてケージに押し込むとボディに膝。しかし入れ替えたエスパルザが逆に膝を入れる。クラッチして首投げで投げたエスパルザだが、袈裟で足を絡まれバックを取られそうになる。放して立たれた。パンチ・膝を入れるグラッソ。パンチで出るエスパルザに前蹴り。ホーン。
1Rややグラッソか?エスパルザはテイクダウンはあったもののそこからの攻めがなかった。
2R。エスパルザタックルからドライブしてテイクダウン。グラッソは四の字クローズドガード。下からキムラを狙うグラッソ。ヒップスローで返そうとするがエスパルザこらえる。エスパルザ細かいパウンド。起き上がろうとしたグラッソからバックを奪う。すぐに反転を狙ったグラッソだが、エスパルザは上を取られる前に解除して立つ。エスパルザちょっと疲れたか?グラッソのパンチでよろける。残り1分。グラッソが出てくるとタックル。疲れていても倒した。インサイドからこつこつ殴る。立ったところにグラッソが腕十字を仕掛けたがホーン。
2Rエスパルザ。エスパルザらしい魂のテイクダウンを連発する展開。
3R。疲れが見えるエスパルザ。グラッソもじっくり見ている。ワンツーがヒットしエスパルザ後退。追いかけてパンチ連打を打ち込む。距離を取ってしのいだエスパルザ。タックルを警戒しつつ距離を詰めるグラッソ。エスパルザのタックル。シングルレッグにカウンターの腕十字を狙ったが、エスパルザ反転して上に。しかしまた下から腕十字!クラッチを切って腕を伸ばしたが、エスパルザ完全に腕を伸ばされた状態で凌いだ。またグラッソのガードだが、上のエスパルザはかなり疲れている。残り30秒で立った。パンチで出るグラッソ。エスパルザもパンチで打ち合う。タイムアップ。
会場はスタンディングオベーション。
判定28-28、29-28×2でエスパルザが判定勝ち。会場はブーイングだが、1Rもエスパルザに入っていたらあり得る判定。
http://mmadecisions.com/decision/10451/Carla-Esparza-vs-Alexa-Grasso
メディアのジャッジはエスパルザ支持が多数。