格闘技徒然草

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UFC on ESPN+17:第10試合・ブランドン・モレノ vs. アスカル・アスカロフ

フライ級。モレノはこれがUFC出戻りの試合だがランキング9位に入っている。

地元のモレノはこの試合でUFC出戻り。TUF24の挑戦者決定トーナメントでは初戦敗退したが、敗れたにもかかわらず、直前の代役としてUFC本戦デビュー。そこで当時ランカーのルイス・スモルカに勝利しランキング入り。3連勝で地元メキシコ大会のメインに登場したものの、セルジオ・ペティスに敗れUFC初黒星。さらに、TUFのトーナメントで敗れたパントージャとの再戦にも敗れると、まだランカーにも関わらずUFCのフライ級廃止の方針に伴ってリリースされた。リリース後、ローカルイベントLFAのフライ級王座決定戦で勝利。地元大会での再契約を果たした。

アスカロフはUFC初参戦。ロシアのACB(現ACA)のフライ級王者で10戦全勝全フィニッシュ(3KO・7一本勝ち)。レスリングバックボーン、コンバットサンボベースのトータルファイターでありながら、下から極める力もある。昨年5月の試合を最後にUFCとの契約を図っていたが、UFCのフライ級廃止方針に伴い参戦が決まらない期間が長かったため、1年4ヶ月のブランクがある。

シングルレッグからスタンドでバックに回ったアスカロフ。投げてテイクダウン。上になる。立とうとするモレノのバックに回り四の字バック。バックからパウンド・肘。そのまま上を狙うがモレノ反転。その瞬間に腕十字。しかし外したモレノ。アスカロフ三角。これもクリアしたモレノだがアスカロフは舌からパウンド肘。モレノ立ち上がって強いパウンドを落としていく。アスカロフは下からアップキック。ガードになるとまた肘。あ起き上がってタックルに入り立ったアスカロフ。立ち際にモレノのパンチが入ったが、アスカロフまたパンチで出ていく。パンチからタックルを狙ったアスカロフだが、モレノダッシュして距離を取る。ホーン。

1Rアスカロフと思うが、モレノの上になってのパウンドの方が印象が良く見えるジャッジもいるかもしれない。

2R。アスカロフ前蹴り。モレノのワンツーがヒットしたがアスカロフ組み付いてテイクダウン。立とうとするモレノからまたバックを狙う。立ったがアスカロフバックを取り投げた。押さえ込まれず立つモレノ。パンチを入れるモレノだがアスカロフまた組んでバックに回る。バックからパンチを打ち込む。正対したモレノだが、アスカロフ豪快に投げてテイクダウン。サイドを取った。パウンドラッシュ。草刈りで倒して立ったモレノ。しかしまた組み付いたアスカロフが足を払ってテイクダウン。押さえ込ませず立ったモレノ。立ち際にパンチを入れたアスカロフ。アスカロフパンチで出る。モレノの左ボディからの右がヒット。両者消耗してきているか。タックルを狙ったアスカロフにモレノの左ハイがヒット!膝をついたアスカロフ。追い打ちに行くモレノだがアスカロフタックル。モレノ足を絡めて横三角狙い。その体勢のままホーン。

2Rモレノ

3R。モレノの右がヒット。組んだモレノがタックル。テイクダウン。すぐにガードを取るアスカロフ。オモプラッタ。腕を引き抜いてパウンドを落とすモレノ。また下から殴るアスカロフ。下から腕十字を狙ったが外される。モレノがパウンドを落としていく。上のモレノの方が印象が良い。モレノパスしてバックマウント!チョーク!外したアスカロフだが時間がない。残り1分。四の字バックを外せないアスカロフ。反転しようとするが回れない。モレノがバックからこつこつ殴っていく。残り10秒で反転したが何もできないままタイムアップ。

28-28、28-29アスカロフ、30-27モレノ。スプリットドロー。

28-28は3Rモレノに10-8をつけたか。2Rもハイで膝をついたのはリプレイで見るとダウンと言うほどでもなかったのでアスカロフでもおかしくはない。