格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN6:第1試合・ダニエル・スピッツ vs. タナー・ボーザー

ヘビー級。

スピッツはアメフトからの転向組で201cmの巨漢。UFC1勝2敗で、勝った試合はヘビー級らしい秒殺KO勝利だが、負けた試合では見せ場なし。

カナダのボーザーはUFCデビュー戦。MMA16勝5敗の28歳。ロシアのACBでは4勝3敗だがタイトルには絡めず。本来、7月に地元カナダの大会でUFCデビュー予定だったが、相手がドラッグテストに引っかかり流れている。ヘビー級にしてはスタミナがある一方、判定勝ちも多め。

両者なかなか間合いに入らず、牽制の打撃が続く。リーチで劣るボーザーは飛び込んでのジャブやミドルを入れる。スピッツじわじわプレスしてきたが、前に出るだけで手数が出ていない。ボーザーの左ストレートがヒット。飛び込んでまた左を打ち込む。スピッツ右ハイを放つが空振り。ホーン。

1Rボーザー。

2R。また出ていくスピッツ。単発だが前蹴りやミドルを出すが、ボーザーは打たれた分必ず打ち返し手数で上回る。スピッツの右ストレートがヒット。ボーザーは下がりながらもパンチをヒットさせていく。残り1分。ボーザーの左がヒット。飛び込むボーザーにカウンターのパンチをヒットさせたスピッツだが、ボーザーすぐにワンツーを打ち返す。ホーン。

2Rボーザー。スピッツは1Rと同じ展開でラウンドを失う。

3R。KOするしかないという意識があるのかないのか、相変わらず単発の打撃のみを入れていくスピッツ。ヘビー級なので一発入ればKOできるのかもしれないが、その気配が見えない。残り時間が少なくなり、手数は増やしてきたスピッツだが、それ以上にボーザーが手数を出す。右ローを集中して蹴られて左足が真っ赤になっているスピッツ。タイムアップ。

三者フルマークでボーザーがUFCデビュー戦で判定勝ち。しかしヘビー級らしい殴り合いは見られず。スピッツはKOされるのを恐れたのか、踏み込むことが出来なかった。