格闘技徒然草

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UFC on ESPN+35:メインイベント・ミッシェレ・ウォーターソン vs. アンジェラ・ヒル

女子ストロー級5分5R。ウォーターソン8位、ヒル13位。本来セミだった試合だが、メインがグローバーテイシェイラ新型コロナウイルス陽性により消滅し繰り上がりに。

3連勝でタイトル挑戦目前まで行ったウォーターソンだが、元王者ヨアンナ、初代王者エスパルザに連敗。バックボーンとしてクローズアップされているのはアメリカン・フリースタイル・カラテだが、MMAではむしろ一本勝ちの多いグラップラー

ムエタイがバックボーンのヒルは初のメイン。ムエタイのキャリアを積み、MMA1勝0敗のキャリアでTUFの初代ストロー級王座決定トーナメントに出場したが、一回戦で優勝したエスパルザに1R一本負け。TUF後は1勝したものの2連敗で早々にリリース。しかしそこからInvictaでキャリアを積み直し、ストロー級王座を獲得してUFCと再契約。契約後も勝ったり負けたりが続いていたが、昨年から下位相手とはいえ2連続KO勝ちを含む3連勝。が、今年5月のクラウディア・ガデーリャ戦ではパンチでダウンを奪う場面もあったもののスプリット判定負けで連勝ストップしている。昨年9月からの1年間で早くも5試合目。

パンチで出るヒル。右がヒット。プレッシャーを受けてケージまで下がるウォーターソン。組んでケージに押し込んだがヒル離れる。タックルに入ろうとするウォーターソンだが切られた。ウォーターソンまたタックルで飛び込んでそのまま外掛けでテイクダウンしようとするが、ヒルこらえた。また離れる。パンチを打ち込むヒル。ウォーターソンのタックルを止めてボディに膝。強烈な左ミドル。組んだウォーターソンだがケージに押し込むヒル。離れると前蹴りの打ち合い。ホーン。

1Rヒル。体格差を活かしてタックルを切り打撃をヒットさせている。

2R。パンチ・前蹴りで出ていくヒル。左ミドルがヒット。打ち返しているウォーターソンだがまた左ミドルをもらう。タックルも読まれている。ヒルの右がヒット。ウォーターソン押されると組もうとするが、しっかり警戒しているヒル。シングルレッグに入ったがヒルこらえた。ケージに押し込んだヒル。離れた。強い右を打ち込むウォーターソンだがヒル反撃。組もうとするヒルを引き剥がし左ハイ。さらに組んでくるところをケージに押し込み肘。バックブロー。ウォーターソンは消耗している。ホーン。

2Rヒル

3R。ヒルの右ハイがヒット。ジャブ。ウォーターソンも打撃を打ち返しているがリーチの差がある。しかしヒルが踏み込んでテンカオを打ってきたところにタックルを合わせてテイクダウン。初めてグラウンドに。ハーフ。押さえ込んだままパウンド。背中を向けて立とうとするヒル。バックに回るウォーターソン。反転しようとしたヒルだがウォーターソンが潰してまたハーフに。残り20秒でガードに戻したヒルだが、下から蹴った足が顔面に入り反則。すぐラウンド終了になったが減点はなし。

3Rウォーターソン。下で特にダメージはもらっていないヒルだが、反則の蹴りでしか逃れることができていない。

4R。タックルに入ったウォーターソンだが切られた。ヒルの左がヒット。ヒル、やや手数が減っている。タックル警戒で手が出なくなっているのか。タックルに入るウォーターソン。ギリギリこらえたヒル。入れ替えて引き剥がす。サイドキック、前蹴りをヒットさせていくウォーターソン。ヒル手が出ない。残り1分。サイドキックを顔面にもらうヒル。出てきたヒルにウォーターソンの踵落としがヒット。ヒルかまわず出ると押し込んで膝。離れたところでホーン。

4Rウォーターソン。

5R。プレスしていくヒル。ウォーターソンシングルレッグ。ヒルはこらえてパンチ・肘で引き剥がした。ウォーターソンのサイドキック。ヒルはジャブを打ち込む。パンチを入れたウォーターソン、タックルのフェイントからさらにパンチ。さらにタックル。これは切ったヒル。右を打ち込むところにウォーターソンがタックルを合わせたがこれも切る。ヒルのジャブ、左ミドルがヒット。残り1分で有効打は完全に五分。ヒルのワンツーがヒット。ウォーターソンバックブロー。左ミドルからパンチで出るヒル。ウォーターソン踵落とし。空振り。残りわずかでヒルがケージに押し込み膝の連打。タイムアップ。

僅差だが5Rは与えたダメージでヒルか?

48-47ヒル、49-46ウォーターソン、48-47ウォーターソン。スプリットでウォーターソン勝利。