格闘技徒然草

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UFC on ESPN30:第9試合・ケビン・リー vs. ダニエル・ロドリゲス

ウェルター級。リーはライト級11位。

減量苦から過去に1度ウェルター級に転向したことがあるリー。初戦で同じくライト級からの転向組のRDAと対戦し、勝てばいきなりタイトルコンテンダーになるチャンスだったが、階級変更の影響か、後半失速し4R肩固めで一本負け。その1試合のみでライト級に戻すと、無敗のグレゴール・ギレスピーを1RKOし格の違いを見せた。が、前回は再び体重オーバーし、現王者のチャールズ・オリヴェイラに一本負け。再びウェルター級に上げることになった。

当初は先月ランキング13位のショーン・ブラディと対戦予定だったが、リーが負傷欠場で今回に延期。しかし今度は今月に入りブラディが欠場し、代役で先月KO勝ちしたばかりのロドリゲスが登場。UFCではニコラス・ダルビーに敗れたのみで5勝1敗。昨年2月にUFCデビューしてまだ1年半だが、MMAプロデビューが遅かったため、リーより6歳年上の34歳。

身長ではロドリゲスが上だが、リーチはリーの方が長い。

ジャブを放っていくリー。しかしやや間合いが遠い。ロドリゲスもジャブで牽制する。右オーバーハンドを放ったリー。右ハイを放ち組み付いたリー。しかしロドリゲスは受け止めると引き剥がした。ロドリゲスのジャブがヒット。リー飛び込んでシングルレッグ。テイクダウン。ハーフ。押さえ込みながら殴るリー。肘。ロドリゲスはハーフで凌ぐのみ。ホーン。

1Rリー。

2R。ロドリゲスが間合いを詰めてパンチ・ミドルを入れる。リーも打ち返すが、ロドリゲスの手数が多い。リータックルに入るが切りかけたロドリゲス。が、膝をついた体勢からさらにタックルに入りテイクダウン。うつ伏せになろうとするロドリゲスからバックを取るが、足のロックをし終わる前にロドリゲスが反転して上に。リー引き剥がして立ちまたスタンドへ。ロドリゲスがジャブを入れていく。パンチの間合いはロドリゲスで、リーが手を出しても届かない。ヒット数で上回っているロドリゲス。リーも打ち返しているがロドリゲスの左をもらいぐらついた!追い打ちに来るロドリゲスにリータックルで凌ぐ。こらえてパンチを入れるロドリゲス。ホーン。

2Rロドリゲス。形勢逆転。

3R。ジャブを刺していくロドリゲス。リータックルで飛び込むが受け止められた。しかしリーの蹴りでバランスを崩したロドリゲス。リーそこでタックル。ケージ際で両足クラッチしてテイクダウン。ロドリゲスが頭を押して引き剥がそうとするが足を掴んで立たせないリー。ロドリゲス蹴り離し立つ。リーすぐにバックに付いたが、ロドリゲスが正対して引き剥がした。リー体力を使ったか動きが落ちている。ロドリゲスがジャブを入れていく。リーのパンチは空振り。リータックル。しかしクラッチできず切られる。ロドリゲスも疲れはあるがジャブを入れていく。残り1分。行くしかないリーだが行けない。ロドリゲス前蹴りで寄せ付けない。タイムアップ。

三者29-28でロドリゲス勝利。

リー、2度目のウェルター級転向も敗戦。やはり体格差がきつかったように見えた。とはいえライト級まで落とせないのであれば、ウェルターでやるしかないが。

ロドリゲスは1Rこそテイクダウンされ固められたが、2R以降はしっかりと切って、テイクダウンされても脱出しリーチ差を生かしたジャブを入れて勝利。