格闘技徒然草

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UFC271:第6試合・カーロス・アルバーグ vs. ファビオ・シェラント

ライトヘビー級。

シティキックボクシング所属のニュージーランド人・アルバーグ。アデサニヤ同様、キックからのMMA転向組だが、MMAへの転向を決めてすぐにコンテンダーシリーズのオファーがあり、KO勝利してキャリア3戦でのUFC契約を決めた。が、昨年3月のデビュー戦では、ケネディ・エンジーチュクーに1Rは打撃で優勢だったものの、パンチのラッシュで攻め疲れし、パンチでダウンを奪われパウンドでKO負け。

LFAライトヘビー級王者のシェラントは昨年3月に代役UFCデビューしたが、初戦はヴォンフルーチョークで一本負け、2戦目はパンチで出たところにカウンターで顎を撃ち抜かれてのKO負け。2試合続けて1Rでフィニッシュされている。もともと2019年のコンテンダーシリーズでもKO負けでUFC契約を果たせなかった選手であり、ここまで見る限りUFCレベルでは厳しそうだが。

スタンドでプレスしていくアルバーグ。牽制のロー。警戒していたシェラントだが距離を詰めてパンチを打ち込む。アルバーグ前蹴りを放つが股間にヒット。ローブローをアピールするシェラントに追い打ちの蹴りを入れるがレフェリー止める。再開。パンチを入れたシェラント。そのまま組み付いてクラッチしテイクダウンを狙うが、差し返しダブルアンダーフックにしたアルバーグが逆にテイクダウン。しかし距離を作り立つシェラント。パンチで飛び込もうとするシェラントだがローで足を払われスリップダウン。グラウンドに付き合わず立たせるアルバーグ。アルバーグバックスピンキック。ケージに詰めてボディストレート・右ハイ。が、シェラントのパンチを貰いバランスを崩す。ホーン。

1Rアルバーグ。若干危なっかしい場面も合ったが。

2R。ローを蹴るアルバーグ。飛び込もうとしたシェラントにパンチを合わせる。シェラントの飛び込んでのパンチがヒット。シェラントの飛び込みにカウンターを合わせていくアルバーグ。プレスしてケージを背負わせた。アルバーグカウンター狙い。シェラントも手が出ない。アルバーグが牽制の打撃を入れる展開が続きホーン。

2Rアルバーグ。会場ブーイング。シェラントが出るしかないが。

3R。同様にプレスしつつ牽制の打撃を入れていくアルバーグ。シェラント手を出せず。ブーイング。前に出ていくシェラント。ケージまで詰めたがかわされる。詰めて蹴りを入れていくアルバーグ。シェラントが出てこないので出てこいよと挑発。ボディを打ち込むアルバーグ。シェラントようやくパンチで出ていくが、アルバーグ組み止めてボディロックするとテイクダウン。残り1分。立とうとするシェラントにチョークを狙うが振りほどかれて立たれた。タイムアップ。大ブーイング。

三者フルマークでアルバーグがUFC初勝利。しかし相手のレベルを考えたら、自分から攻めていってフィニッシュを狙うべきではなかったか。やはりそこまでするほどの経験がないのか。