格闘技徒然草

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ROAD TO UFC・エピソード3:第2試合・中村倫也 vs. ググン・グスマン

バンタム級

トーナメント出場選手中、最もキャリアが浅い(3戦)中村倫也レスリングエリートでありながら、ここまでの試合ではレスリングに頼ることなく打撃で勝ってきている。4月の試合では、キャリア3戦で30戦のアリアンドロ・カエタノと対戦し判定勝ち。プロデビューから10ヶ月足らず、まだまだ成長を続ける27歳。

グスマンはインドネシアのONE PRIDE MMAバンタム級王者。32歳で8勝3敗。ここまでのインドネシア勢(というかONE PRIDE勢)を見る限り、まだ発展途上であることは否めない。

勝者は昨日勝って準決勝進出を決めた風間敏臣と対戦する。

いきなり詰める中村。グスマンが右を放つ。さらにハイ。しかしさらに詰める中村。タックル。ケージでこらえるグスマンを投げて膝をつかせると、グスマンの右腕を左足で挟んでホールドして肘を入れていく。腹固め。固定したまま肘を入れるが、後頭部への肘とみなされレフェリーブレイク。1点減点。厳しい。すぐ出る中村。ケージを背負うグスマンにタックル。テイクダウン。サイド。脇腹に膝を入れるとアメリカーナ。タップアウト!

圧勝。グスマンは前回対戦したカエタノよりもだいぶ下だったとはいえ、初の海外でUFCを賭けた負けられないトーナメントでも、いつも通りの動きができていた。

英語でインタビューの受け答えをする中村。