格闘技徒然草

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UFC on ESPN+80:セミファイナル・ブラッド・タバレス vs. ブルーノ・シウバ

ミドル級。

タバレスはTUF11のキャストで、UFCデビューは2010年。当時のコーチはチャック・リデルとティト・オーティズで、当然両者ともにUFCの契約選手だった頃。当時のキャストで現在もUFCに上がっているのはタバレスのみ。四つ組みでケージに押し込む膠着上等のスタイルで、地味でミドル級最多判定勝利&判定試合の記録を持っているものの、アンデウソンに続くミドル級史上2位の勝利数を持つ。ランキングにも入っていたが、昨年7月にドリカス・デュプレシに判定負けしてランキング外に落ちてしまった。UFC14勝7敗でまだ35歳と、キャリアの割にまだ若い。

シウバはキックがバックボーンで、MMAでも22勝中19KOで一本勝ちはなし。禁止薬物が検出されUFCデビューに時間がかかったが、デビューすると3試合連続KO勝ち。しかし4戦目は後の王者となるアレックス・ペレイラ戦で、打撃の真っ向勝負を避けてタックルからのテイクダウンも仕掛けたもののすぐに立たれ、パンチを効かされての判定負け。続くジェラルド・マーシャート戦は真逆のグラップラーで、3Rにはパンチも効かされ、苦し紛れのタックルにギロチンを合わせられて連敗。33歳。

打撃戦。シウバがパンチを入れていくがタバレスもガードを高くして打ち返す。ワンツー。右ミドル。間合いが詰まって右を入れたタバレス。ちょっとぐらついたシウバ。右ミドルを入れたタバレス。飛び込んでワンツー。前に出たタバレスだが、左をもらったのかふらついた。後退。シウバ追っていく。ケージを背負ったタバレスだがパンチを打ち返ししのごうとする。ケージを背負ったところに左。さらに首相撲から膝を一発。右が入りタバレスダウン!パウンドを一発落としたシウバ。レフェリー止めた。

タバレスはなぜ止めるんだと納得せず抗議。ダウンの仕方を見たら止められても仕方がないが、その後のパウンドまで見たなら、もうちょっと様子を見てから止めても良かったかもしれない。