格闘技徒然草

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UFC288:メインイベント・アルジャメイン・スターリング vs. ヘンリー・セフード

バンタム級タイトルマッチ5分5R。3年ぶり復帰のセフードはランク外。

スターリング3度目の防衛戦。ピョートル・ヤンへのタイトル挑戦で、UFC史上初、反則勝ちでのタイトル獲得だったスターリング。内容では押されていただけに、反則のグラウンド膝で続行不能となったことには「演技だ」という言われなき中傷も受けた。しかし再戦では僅差のスプリット判定ではあるもののしっかり勝利し返り討ちにすると、前回は元王者ディラショーが試合中に肩を脱臼した後は一方的な展開となり2RパウンドでTKO勝利。お隣のニューヨーク出身・在住で、今回はホームでの試合と言える。33歳。

対するレジェンドのセフードは3年前、コロナ禍での約1ヶ月のイベント中断明けに組まれたバンタム級王座防衛戦でドミニク・クルーズに完勝。試合後に引退を表明した。そこから3年経つが、1年前からトレーニングを再開しているとのこと。試合前にはかつて対戦したDJともトレーニングしており、今回はお互いの試合に向けた対策練習をしていた。36歳。

オッズは微差でセフードがフェイバリットだが、ブックメーカーによってはスターリングがフェイバリットになっているものもあり、僅差。

すぐ詰めていくスターリング。左ハイ。左ミドル。久しぶりの試合となるセフードは距離を取り様子見。飛び膝をバックステップでかわす。スターリングのテンカオをかわしてボディロックしたセフード。テイクダウン!寝かせた。スターリングは亀になり立とうとするが、セフードががぶって上から押さえる。スターリング立った。離れるセフード。パンチで出るスターリング。ミドル。セフードキャッチしたが、そこから放った右フックは空振り。また組んだセフード。ケージに押し込む。スターリングが低いタックルへ。が、膝をついたところからセフードががぶる。スターリングスイッチで返そうとする。防いだセフードだが、ケージに押し込んだスターリングがテイクダウンを狙う。四つから投げた。片膝をついたセフード。ボディロックして膝を入れていくスターリング。セフード立ってスターリングがスタンドバックに。足をかけて倒したセフード。足のフックを狙う。フックを許さず立とうとするセフード。残りわずかで放してパンチを打ち込んだ。ホーン。

1Rスターリング。打撃はやはりリーチ差で有利、組んでも後半テイクダウンを奪っていて攻勢。

2R。スターリング詰めていく。ジャブがヒット。ミドル。タックルを狙ったがセフードが切ってパンチを入れる。ボディを打ち込むスターリング。セフードも入ってくるところにパンチを合わせようとしている。セフード右ハイ。セフードが組んでいったが、スターリングがボディに膝を入れ離れる。飛び込もうとしたセフードだが距離を取るスターリング。遠くからタックルを狙ったスターリングだがこれは切られた。セフードがプレスしてきたが、スターリング距離を取り間合いをキープ。スターリングのパンチはかわす。詰めてきたセフードだがスターリングはサークリングで離れた。スターリングバックブロー。カーフ。セフードの右の大振りは空振り。タックルを切られたセフードがパンチを入れた。また四つに組んだが、組み勝っておらず離れた。セフード詰めて右がヒット。スターリングのタックル。切ってがぶったセフード。ホーン。

2R手数でスターリング。セフードもかなり対応していてブランクは感じさせないが。

3R。出てきたセフードにローを入れるスターリング。セフードは右ミドル。飛び膝で出たセフード。スターリングのタックルをがぶる。が、離れて立たせた。出たセフードにスターリングタックル。受け止めてボディに膝。スターリングまたタックル。受け止めてケージに押し込む。リーチが長いスターリングが背中でクラッチして外掛け。膝を着いたセフード。しかしセフード立った。正対するが膝を入れたスターリング。なおもテイクダウンを狙うスターリング。離れたセフード。また組んでいくスターリング。引き剥がした。スターリングタックル。がぶった。バックに回ろうとするが腕で回らせないスターリング。がぶって細かいパンチを入れたセフード。立たせたセフード。ライブオッズはイーブンに。スターリングタックル。受け止めたセフード。得意の大内テイクダウン。が、10秒しかない。ホーン。

3Rは微妙。スターリングは何度もタックルを切られていたのが印象が悪く見える。

4R。スターリングカーフキック。蹴っていくスターリング。ミドル。サークリングで距離を取りながら蹴りを入れていく。セフードが詰めるがサークリングで詰めさせない。追いかけるセフード。ロー。スターリングがローを返すとワンツー。スターリングのタックルに膝を合わせる。詰めたセフードがケージに押し込んで組み付いた。また大内テイクダウンを狙ったが空振り。離れた。また蹴りを入れるスターリング。パンチで突っ込んだセフード。スターリングタックルに入るがこれは切った。スターリングのミドルがヒット。セフード詰める。ケージを背負った所でパンチを入れたが、かわしたスターリング。四つに組んだセフード。投げで崩した。が、スターリングがこらえてダブルレッグへ。両腕を差し込んでいるが、スターリンクラッチして尻餅をつかせる。残りわずかでセフード立った。そこにパンチを入れるスターリング。ホーン。

4Rスターリング。

4R。セフード詰めていく。スターリングはサークリング。右ミドルを入れたセフード。スターリングもミドルを返す。追っていくセフードだが間合いに入れない。スターリングの左がヒット。スターリングのミドルをガードして左を打ち込んだ。タックルからセフードがパンチを打ち込んだが浅いか。攻めているセフードに対し、スターリングは無理に攻めず逃げ切り狙いに見える。タックル。切ったセフード。ライブオッズは大差でスターリング。セフード首相撲から膝を入れた。また四つになるとスターリングがクラッチ。引き剥がし離れたセフード。残り1分。セフードが足を掴んだまま前に出てテイクダウン。バックに回ったがスターリング立った。残りわずか。正対したスターリング。セフード細かいパンチを入れるがタイムアップ。

48-47、47-48、48-47のスプリットでスターリング勝利。

判定割れて微妙だったがスターリング王座防衛。最後は余裕で勝ち逃げしていると思ったか、スターリングは2人目のジャッジがセフードを支持していると読み上げられた時には表情が曇っていた。

次期挑戦者候補のショーン・オマリーがケージに呼び込まれる。激しく罵り合う両者。引き離されたが、スターリングエキサイトしてオマリーに突っかかっていく。スターリングは9月にやってやるからサインしろとコメント。

敗れたセフードは、父としてオクタゴンで戦いたかったとのことで、これが最後のオクタゴンになるかもしれないとコメント。

1R三者スターリング。
2R二者セフード、一者スターリング。
3R三者セフード。
4R三者スターリング。
5R二者セフード、一者スターリング。
48-47スターリングに入れたジャッジも2Rセフードと5Rセフードで割れている。両方をセフードに入れたジャッジが48-47でセフードを支持。

メディアのジャッジはほぼ48-47スターリング。わずかに49-46スターリング。さらにわずかに48-47セフード。

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