格闘技徒然草

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UFC293:第1試合・ケビン・ジュセ vs. キーファー・クロスビー

ウェルター級。

アーリープレリムでは3人続けてアデサニヤと同じシティキックボクシングの所属選手が試合を行う。その1人目がフランスのジョセ。UFCデビュー戦。バックボーンは4歳から始めた柔道で、柔道王国フランスの国内大会で何度もメダルを獲得し、フランス代表チームにも選ばれている。優秀なキックボクサーが多いジムに所属しているため、打撃のスキルも磨かれており、8勝のうち4勝がKO(一本勝ちはなし)。30歳。

SBGアイルランドのクロスビーもUFCデビュー戦だが、Bellatorで7戦(4勝3敗)のキャリアがある。しかし試合のほとんどはヨーロッパ大会のジモティ枠。今年4月のローカルイベントで、元UFC11勝10敗のアレックス・カウボーイ・オリヴェイラと対戦し、1RKO勝ちしている。バックボーンはキックボクシング。実績があるため弱くはないものの、33歳でここからランキングに入るまで成長するとも思えない。ジムのコネがなければUFCと契約されていたかどうか微妙。

ジャブを入れるジュセ。ジャブを突いて詰めていく。カーフキック。カットできていないクロスビー。ケージまで詰められた。クロスビーパンチで飛び込んだが、またジャブ・前蹴りで詰められる。ケージに詰めて組み付いたジュセ。離れ際に肘を入れた。クロスビーが出てきたが、ミドルに右を合わせたジュセ。クロスビー間合いを詰める。飛び込んできたクロスビーに膝を入れるジュセ。カーフ。ちょっと嫌がったクロスビー。また組んでケージに追い込んだジュセ。方パンチ。クロスビーが大外刈りを狙ったが、投げ返したジュセ。バックに付いた。すぐにチョーク。タップアウト!

ジュセ1Rフィニッシュでまずはメインのアデサニヤに向けてチームでの1勝を繋げた。リーチが長く、打撃もできるが、最後のチョークはジュセが良かったと言うより、クロスビーが簡単に取られすぎた。